2012年4月29日日曜日

フィリピン紀行⑤ 改革を止めるな

フィリピンで驚くことはたくさんありましたが(トイレに便座がないとか!)、その中でも僕らに強烈なメッセージを与えたものがありました。

次の園地に向かうため、レンタカーのドライバーさんが(フィリピンのレンタカーはドライバー付きなのです)、助手席に乗っていた僕が目を覆いたくなるような素晴らしいスピードで対向車線にはみ出してガンガンかっ飛ばしていたところ、行く手を阻むように、マイペースなバイクのお兄ちゃんが目の前を走っていました。

そのフィリピン兄ちゃんのTシャツの背中には、オレンジ色のゴシック文字で、日本語が一言。


「改革を止めるな」

・・・。

えええー!

意味分かってんのかー!

どこで買ったんだー!

むしろどこで売ってんだー!


車中、ひとしきり盛り上がったあと。

・・・。

でも、そうだよな。

止めちゃいけないよな。

そうかもしんね。


なんだか不思議と、静かな説得力があるのでした。

そしてついに日生協のK原さんなんかは、出張報告に「改革を止めてはいけないと思いました」と書く!とまで言うほど感銘を受けていたようでした。

彼、あまりに唐突に登場したものだから、写真を撮るのを忘れてしまいました。

でも、白地にオレンジ色の文字のシンプルなやつだったので、たぶんこんな感じだったと思います。














我ながら、Tシャツが風にはためいている感じがよく書けていると思います。


そして僕たちは、改革を止めちゃいけない、という彼からのメッセージに加えてもう一つ。

自分で着るTシャツは、よく分からない英字のものは着ないようにしようと、心に深く刻んだのでした。

2 件のコメント:

  1. 殆どの人がTシャツ姿でしょう。
    よく観察してみましたか?
    大人も、子供も綺麗に洗濯したばかりのTシャツでしょう。
    フィリピンの人は洗濯好きで、清潔好きです。
    どの子供も洗ったばかりのシャツを着ているのには
    驚かされます。

    バナナもパインもそうでしたか?

    ゴリラ

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  2. ゴリラさん

    そういえば、そうでした。
    あんなに雑然として清潔さとは程遠い場所だったのに、そういえばTシャツは綺麗でした。確かに水場(川だったかも)で洗濯していました。
    バナナ、パイン、、、綺麗と言えば綺麗でしたが。。。質問の裏に何かありそうな・・・。

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