2012年4月9日月曜日

ぼくときみの先生

次女の小学校の入学式で、みんなの前に立った彼女の初めての担任の先生は、なんと僕が小学校3年生の時の担任の先生でした。

先生だ・・・。こんなことってあるんだなぁ・・・。

あんまり驚いたもので、次のPTA会長の挨拶は何一つ覚えていません。
ビデオカメラを構えながら、しばらく呆然としていました。

仙台市だけでも現在125の小学校があって、さらには27年前に担任だった先生が、僕の娘の初めての担任だなんて、かなりの確率だと思います。そもそも、まだ先生をやっていたことが驚きです。

ここまで偶然だと偶然じゃないような気がしてきます。

その先生は、僕の担任時代、学期の途中で産休に入ったので、そんなに長くお世話になったわけではないのですが、とても厳しく怖い先生だったのでよく覚えていました。怒られた記憶はぼんやりあります。

1年1組の教室でひと通りの説明が終わった後先生へあいさつをしに行くと、僕の事を覚えていてくれました。

穏やかな人だったのよ~とまるで大人を紹介するかのように、嫁さんに僕の事を話していました。
あの時(産休時)は突然消えてごめんなさいねぇなんても言われました。
今度あの頃の写真を持ってくるわと言っていました。
先生って凄いな。

不思議なもので、先生の前に立つと、いい年した大人なのにも関わらず「僕」と言ってしまいそうで困りました。


夜、次女と風呂に入ったら彼女、先生に僕の事を聞くんだと張り切っていました。
一番聞きたいことは、僕がどんな人だったか、だそうです。気になるぅ~と言っていました。

他に、友達をたくさん作っていたか、楽しそうに過ごしていたかどうかも聞きたいそうです。「過ごしていたか」なんて、大人みたいなことを言いやがります。まったく。


27年ぶりにまた怒られないよう、実はちょっと緊張しています。
子どもとして怒られるならまだしも、親として怒られたらこれは情けないよなぁ。

この緊張感は、実は大げさでも冗談でもありません。
幼い頃に染み込んだ感覚って、消えることがないって、実感しました。

我が家の新一年生は、布団に入ってからもしばらく、早く明日にならないかなぁ楽しみだなぁとウキウキでした。


先生。
不束者ですが、親子ともども、よろしくお願いします。

0 件のコメント:

コメントを投稿