2010年7月30日金曜日

海と少年

子供たちが夏休みに入り、奥松島の「野蒜(のびる)海岸」へ行きました。

一緒に行った子供たち、総勢ざっと見て100人くらい。みんな小学2年生です。

私の仕事は「ここから向こうは行っちゃだめだよ」と、海の中に立って子供たちを見張る役目。
さしづめ「人間ブイ」というところです。
気温はたぶん33~35℃くらい。水はとってもぬるく、足元だけ冷たい水が流れていました。

しばらくするとガキどもお子様たちは、やはり際までやって来る来る。

「どうしてそっち行っちゃだめなの!」ザブン。
「波が高くて危ないからだよ!」ザブン。
「だからおもしろいんじゃん!!」ザッパーン。。。

自分も大人になったんだなぁと思いましたね。

太陽と海と風と少年と、みんなまぶしい一日でした。


2010年7月21日水曜日

祝!「鶴岡市農業発展奨励賞」受賞!~JA鶴岡なめこ専門部会~


連日の猛暑の中、JA鶴岡の加藤さん(写真右)、なめこ専門部の小南さん(中央)、伊藤さん(左)がはるばる私たちの本部へお越しになりました。

なんと、JA鶴岡なめこ専門部のみなさんが、「鶴岡市農業発展奨励賞」という栄誉ある賞を受賞したご報告ということでわざわざ来られたのでした。

この賞は文字通り、「鶴岡市農業の振興発展に貢献した個人、団体が表彰されるという、鶴岡市の表彰制度」で、なめこ部会の皆様は、なめこの空調施設をいち早く取り入れ、年間を通じて安定的な供給を実現したことが評価の対象となったそうです。

JA鶴岡といえばなんといっても「だだちゃ豆」。

そして「メロン」ですが、サンネットと直接取り組みを始めさせていただいた最初の品目は、実は「なめこ」でした。以来3年半、1週たりとも紙面に乗らなかったときはありません。
品質が非常に安定しており、世間でどんなに品薄なときも、間違いなく商品を納めていただいておりました。

部長の小南さんからは、「安定した販売先があることで、私たちも安心して作れるのです。通年納品のある生協さんとの取り組みも今回の受賞の要因となっているのです」と、大変ありがたいお言葉を頂戴しました。

昭和50年ころ30名以上いた生産者は、今8人。でも生産量はほとんど変わらないそうです。
効率は良くなくても、じっくり時間をかけて、歯ごたえのある菌種を選んで育てています。足の長さを一定にしようと細心の注意を払って収穫しています。

伊藤さんが昨年12月に来られたときに、こんなお話をされていました。

「みんながなめこ作りをやめていく中、それでも続けてきたのは、「食べ物を作る現場にいたい」ということ。食べるものを作って人に届ける。それが心の糧であり、私のプライドなんです。鶴岡市で農業の賞があるのですが、受賞するかは分からないけれども、今度初めてそれに応募してみようと思っています」

受賞、本当におめでとうございます。
そして、こちらこそ「ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」。




2010年7月20日火曜日

旅の手帖に。 ~ありがとうございました~

収穫、交流の翌日。
空港へ向かう帰りのバスで、みなさんにアンケートを書いてもらいました。
その中に、矢澤さんへのメッセージがいっぱいでした。

以下は、メッセージの一部です。

広大な北海道の土地には驚きました。またあの土地の野菜の生産面積の御苦労を考えますと、値段の事よりも新鮮な野菜を届けて頂けるのは本当にありがたいと感謝致します。(秋田の組合員さん)
忙しい中広大な土地を見せていただき感激しました。そして農薬を減らしての作業とても大変だと思います。後継ぎの方もいらして、一生懸命の姿を見て安心しております。私たちは一生懸命利用することが一番だと思います。体に気をつけて頑張ってください。(県不明)
取れたての野菜とてもおいしかったです。
消費者の気持ちになっての野菜作り!とても大変な事なのに!
これからも頑張ってください。参加してとても良かったです。(宮城の組合員さん)
バスの中での専務さんのお話を伺いとても分かりやすく、又野菜づくりに対する前向きで熱心な姿勢に心を打たれました。(岩手の組合員さん)
矢澤さんの野菜を毎週必ず注文致します。
娘もとっているので今回の旅の話をして、安心の野菜を勧めたいと思います。お元気で頑張ってください。(県不明)


まだまだまだまだまだまだ、いっぱい寄せられました。

ツアーの目的は、産地と消費地の距離を縮めること。
そしてさらに欲を言えば、参加してくださったみなさんに、家に帰ったあともまわりの人にたくさんお話して欲しいのです。だから最後のあいさつで、今回のツアーのことを、帰ったらたくさんの人にお話してください、とお願いをしました。今回は約40名の参加者でしたが、これが東北の各地で、口コミで少しでも広がってくれたら、嬉しいなぁ。

そしてもちろん、参加されたみなさんそれぞれの旅の手帖に、今回のツアーが忘れられない素敵な思い出として刻まれることを切に願っています。

矢澤農園さん、エプロンさん、参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました。

2010年7月19日月曜日

さあ、収穫だ!

矢澤さんの言う「野菜の顔」。

こんなに野菜をじっくり見たことがないのでは?というほど、皆さんじっくりじっくりミニカリフラワーを見ていました。

息子さんである矢澤 睦(まこと)さんから、とっていいもの、ダメなものについて説明を受け、皆さん楽しくも真剣に収穫していました。


福島の組合員さんからは、「これいいよ」「それはまだ早いわね」と、包丁を持つ私へ収穫の目安をご教授いただきました。以下、その組合員さんとのやりとり。

私「どれとったらいいですか」

組合員さん「これいいよ。包丁はもっと上!包丁おっかないわねぇ。そうそう。上手上手。」

私「ありがとうございます。さすがですねぇ」

組「でも、ちょっとだからよ。毎日毎日この広さの中やるのは、本当に大変。矢澤さんすごいわぁ。今日来てよかった」


今回はコープさっぽろの元組合員理事であり、現在は食の安全担当マネジャーをされていらっしゃる柴田さん、産地交流担当をされている田村さんにもご参加いただきました。組合員さんが作る交流会の参考にとのことでした。柴田さんより、「私たちの産直産地が東北のみなさんとこのような交流が出来てとてもうれしく思います。これからもよろしくお願いします」とお話をいただきました。こちらこそ、よろしくお願いします。


カリフラワーを生で食べました。

山形の組合員さんは「まるで生栗みたい。甘いわねぇ」との感想。

みんな「生カリフラワー」、きゃあきゃあ言って食べていました。

岩手から来た4歳の女の子も頑張りました。ちょっと得意げ。大きくなっても覚えていてね。

ご夫婦で参加された岩手の組合員さんから、「頭では野菜を作る大変さは分かっていたけれど、来てみて肌で感じることで本当に大変さが分かった。本当に来てよかった」と言われました。

とても、とても嬉しい言葉でした。

矢澤さん、これからよろしくお願いします。~協定書取り交わし式~

今回のツアーのメイン、矢澤農園さんでの収穫体験、協定書の取り交わし、交流が行われました。

矢澤農園さんとは宮城とはもう9年、福島・山形・秋田とは5年のおつきあいです。そして今年から岩手・青森でも商品をご案内することになりました。
今回はミニカリフラワーの収穫体験。

朝8時に出発し、富良野までの渋滞3時間半、さらにはこの炎天の下なぜかグッラグラでアッツアツの鍋物だった昼食。その後美瑛のパッチワークで感動、とけっこうハードな行程だったので、矢澤さんのところで少し疲れてしまわないかとちょっと心配していました。

でも、そんな心配は杞憂でした。

約250ヘクタールある超広大な矢澤さんの圃場。初めにブロッコリー畑へバスで移動すると、歓声があがるあがる。
「わぁー!」「ひろーい!」「おぉー!」
何人かの方からは美瑛よりもすごい!と言われました。反応、確かに違いました。
4歳の女の子も参加されていたのですが、お母さんに「野菜に触れるの、とっても楽しみにしていたんです」と言われました。

協定書の取り交わし式で矢澤勝巳さんは、「今日は野菜のいろいろな顔を見ていってください。それぞれみんな違う顔をしています。こういうところで作っている、それをいっぱい感じていってください」とお話されました。
ミニカリフラワーの収穫の時、みんなひとつひとつじっくり見て、収穫適期のものを見極めていました。顔の違い、たっぷり分かったようでした。





2010年7月18日日曜日

紫のじゅうたん

産直ツアー2日目、目的地の矢澤農園さんに向かう道すがら、富良野のファーム富田に立ち寄りました。

残り3kmから車の列はほとんど動かず。計算したら、時速3kmでした。
歩いたほうが早いと、全員バスから下車。







炎天の中、たどりついたそこは一面紫のじゅうたん。
晴天に恵まれ、みんな北海道を満喫です。
と、ひとり散策している吉田商務に出くわしました。
自然に自然に!と吉田商務にカメラを向けたのですが、これ以上ないほど不自然な写真になりました。

でも、吉田商務のカメラで写真をとってあげますよ、と言ったら、それはそれは爽やかな笑顔になったのでした。




2010年7月16日金曜日

トラブルもなんのその、みんな和気あいあいです。

千歳へシュワッチ!
だったのですが、おっと空路の混雑?で、25分遅れで到着。
やれやれ、と思いながら携帯の電源を入れたらば、続々着信が。

「宮城発の千歳行きが、旭川に到着!」
「秋田発の便が、秋田に戻った!」

?????
錯綜する情報。
原因ははっきりわかりませんでしたが、新千歳空港でシステムトラブルがあり、宮城便、秋田便は着陸できず、他の空港、もとの空港に引き返したのです。スタートから、めちゃくちゃでした。
結局はそれぞれの空港から再出発し、30分遅れで済みよかったよかった。

その後、ノーザンホースパークへ行き、まさに北海道という風景を堪能。サラブレッドの物憂げな表情にしんみり。乾いた風がとても気持ちよく、思わずレンタサイクルで颯爽と風を切り走り始めたいわて生協の吉田商務。でも、大地をわたる爽やかな風の中、通勤中のお父さんにしか見えませんでした。残念。

夜はエプロンさんプレゼンツのカニ食べ放題。
5県の組合員さんたちは、今日のトラブルもなんのその、すっかり打ち解け、3大かにに舌鼓を打ち、大いにご満足いただけたようです。

昼間から、どこでどう笑わすかと、ご挨拶を真剣に考えてくださった前田社長、ありがとうございました!
みんなちゃんと思い通り笑っていましたよ。
歯に衣着せぬ、率直なご挨拶、最高でした!みやぎ生協職員、もっと精進します!


みなさん、明日もよろしくお願いします!

千歳へシュワッチ!

福島空港に着きました。
たくさんのウルトラマンに歓迎されました。かなり驚きました。












今回私は、ふくしまの組合員さんの添乗員なので、福島空港から出発。
福島空港と言っても、そこは栃木県との県境近く、須賀川。その須賀川は、ウルトラマンの生みの親、円谷英二の生まれ故郷なのです。

空港施設の内外にウルトラマンが常設展示されていました。
ウルトラマンタロウで実際に使われていた「ZAT隊員」の制服が、レストランのディスプレイにお汁粉と並んでいるのがとても不思議です。

明け方まで降っていた雨も上がり、空は真っ青。
あと少しで出発です。


気分はシュワッチ!です。


2010年7月15日木曜日

明日から、産直ツアーです

明日から3日間、北海道へ産直ツアーが始まります。
訪問する産地は北海道東川の矢澤農園さん。
パッチワークの丘の町、美瑛のとなりです。

収穫体験、産地交流ももちろんありますが、せっかくこの時期に北海道へ行くのだからもちろん観光地もまわります。はじめて北海道へ行く方も大勢いらっしゃるでしょう。中には、一生に一度しか北海道へ行かない人ももちろんいるかも知れません。

今回のツアー内容は、ブロッコリーの収穫体験、圃場見学、矢澤さんとバーベキューの夕べ、をメインに、かにの食べ放題、ラベンダー畑、パッチワークの丘、さっぽろの街観光などなど。
なんとこれで49800円!!!
この時期に!!

矢澤さんをはじめ、各方面の皆様に多くのご尽力をいただき実現することができました。
ふくしま、みやぎ、やまがた、いわて、あきたから、組合員さんが参加されます。総勢約40名!

たくさんの楽しみがあって、きっと交流も深く思い出に残ると私たちは考えています。

たのむ、雨よ、降らないでおくれ!

矢澤さん、待ってってね!

2010年7月14日水曜日

目指せ!野菜ソムリエ、修行中。

野菜ソムリエとは、「野菜・果物の魅力を伝えること」。

一昨年、久しぶりの勉強で、なんとか取得しました。
とったのは初級の「ジュニア」というランク。
スカーフが赤色のランクです。
紙面や組合員さんの集まりで、いっぱしのことを話しては、またかっこいいことを言ってしまった、どの口が言っているんだ、と今まで一人反省しておりました。
もっと精進が必要です。

スタッフのいちごタルトさんもジュニア野菜ソムリエの一人。
エプロン姿が、私と違ってとっても様になるのです。
私は、以前部長から、「かっこわる・・・。」まで言われ、しょげたものです。
分かっていることを、あらためて人から言われると、ぐっとしょげるものです。

そんな野菜ソムリエを目指して、いま、猛勉強中の方がいらっしゃいます。
いつも大変お世話になっており、先日は山菜取りへもご案内してくださった、全農みやぎの熊谷さん、その人です。

「ベジフルクッカリー」という調理の科目が少し苦手とのことですが、きっと大丈夫。
1kgのもやしを抱えて、もう料理のバリエーションが頭の中をかけめぐっているようです。

がんばって、熊谷さん。
大丈夫だよ、熊谷さん。
みんながついてる、熊谷さん。

待ってるよ、熊谷さん。


運命の試験は8月初旬だそうです。

2010年7月9日金曜日

配達する私も、産直品に愛着を感じてしまいます。~産直産地研修会より~


共同購入の配達担当者の肩書きは「営業」です。

一見、配達して終わり、のように思えますが、全然違います。
実際、同僚である同じ生協の店舗職員でも大方そう思っている方が多く、異動してきて現実を知り、目を白黒させています。

配達職員の「営業」は「なかま作り」と「商品・サービスのおすすめ」。
「なかま作り」は、利用してくれる組合員さんの拡大活動。飛び込み営業や路上での声がけなど、人と出会える機会は無駄にしません。
「商品・サービスのおすすめ」は、生協が自信を持って組合員さんにおすすめできる商品やサービスを学習し、利用の働きかけを行うもので、ストレートに営業です。それぞれ高い目標を持ち、日夜学習をし、取り組んでいます。

私も生協に入って7年間は、現場の「営業」担当でした。
大変でしたが、得るものの多い期間でした。
そして何より、多くの多くの組合員さんに助けられ教えられ育てられた期間でもありました。

先日、その配達担当者のための産直産地見学会がありました。
産直トマト、産直梨、産直ふるさと米、産直納豆などを見学、学習しました。

提出されたみんなの報告書を見て、感動しました。
現場にいたころの自分と重なったからかもしれません。
いやそれだけじゃなく、もっと複雑な思いです。素面では言えないような思いですね。


お一人の方の感想文、ほんの一部ですが抜粋させていただきました。
この方は、配達担当になって2年の女性の方です。

『今回、実際に産地に出向き、生産者や農協関係者の方々にお会いし、梨やトマトの畑を見学したり、田んぼを見学したりして一番に感じたのは農作物や消費者に対する愛情です。

「安心、安全で美味しい物を沢山の人に食べて欲しい」と朝早くから出来る限りの手間をかけて、ほとんどの作業を手作業で行ない育ててくれた産直品だと思うと、配達する私も産直品に愛情を感じてしまいます。お会いした生産者や農協関係者の方全員が、自分の仕事に夢や希望、誇りをもって日々お仕事されていることが、ひしひしと感じられました。みなさん、とてもいい笑顔で活き活きしていて、同じ場所に立っているだけで元気をわけていただいた気分になりました。

少しでも産直品の本当の良さを一人でも多くの人に知っていただければ、日々頑張ってくださっている農家のみなさんの力やはげみになると信じ、明日以降の業務から産直品をアピールして行きたいと思います。 参加させていただいて、本当に良かったです。


学んだこと、感じたこと。組合員さん、同僚、家族。多くの人にたくさん伝えていきましょう。
大切なこと、いっぱいです。

時を超え今に生きる、「だだちゃ」の豆。

7月7日、七夕。
山形県鶴岡市のだだちゃ豆の産地に行ってきました。

だだちゃ豆の「だだちゃ」は、庄内地方の方言で「お父さん」「親父さん」の意。
江戸時代の庄内地方の殿様が、献上された枝豆があまりにおいしいもんで、その後も「小真木(集落)のだだちゃの枝豆が食べたい」としきりに言ったことが由来とされています。

このだだちゃ豆、同じ種を別の地域で植えても決して同じ味は出せないという、とても「わがままな」豆。
この鶴岡の風土じゃないと、おいしくなってくれない。そういうの、いいですね。
でもここまでは、結構聞く話。
今回は、JA鶴岡のだだちゃ豆担当神尾さん、生産者の五十嵐さんご夫妻に、江戸時代の味が今に受け継がれている、その背景を教えてもらいました。

JA鶴岡のだだちゃ豆生産者は317人(22年現在)。
そのだだちゃ豆の種は、各農家の自家採種。種屋さんで買うのではありません。各農家で、次の年の種にするために、出荷用とは別に「種用だだちゃ豆(原種)」を作付をしているのです。
種用の豆として乾燥させていたものを去年撮影させてもらったのが下の写真。

今回さらに驚いたのは、各農家が作る「種用だだちゃ豆」のその種(原々種)を作る生産者がいらっしゃるということ。
317人の中の、わずか5人の方がその原々種を作っているのです。
今回お会いした五十嵐さんご夫婦もその一人。

だだちゃ豆は環境によって形状や質が変異することもあり、出来た豆をただ蒔いていたのでは、変わらない品質は守れません。
だから、厳選に厳選を重ねて、種を守っているのです。
選ばれた生産者が、目と手で、次につなぐ最高の種を選別しています。
「いい形状の、いい種を選ぶのが一番難しい」
五十嵐さんは言います。

だだちゃ豆がおいしいのは、環境のおかげだけじゃないことを知りました。


今回の、「旅の思い出ポートレイト」は、農協のだだちゃ豆担当、神尾さん。
豆への思いはとても深く、熱い方です。なんでも丁寧に教えてくださり大変お世話になりました。
この日、7月7日は、なんとなんと、神尾さんご夫婦の入籍記念日だそうです。
ボディビルダーでもある神尾さん。
豆畑の中で、幸せのポーズをとってくれました。

広い広い庄内平野の緑の中、爽やかな初夏の風に吹かれ、一際映えていた神尾さんでした。

2010年7月6日火曜日

餃子のおいしい、喫茶店?

前から行きたかったお店に行きました。
店の名は「アップル」。
東北一の歓楽街「国分町」から一区画外れた住宅街の中にある小さな店です。

外から見ると、かなりの年月を経た、古い老舗の喫茶店かスナックのようです。そしてその外観に似つかわしくない「餃子」の看板。
7年前、私がまだこの地域の配達担当でこのあたりをぐるぐるまわっていた頃、気になって気になって仕方がなかった店です。

この「アップル」は、創業39年、宮城のタウン誌で餃子特集があるときは必ず出てくる、超老舗の餃子専門店。その人気は、仙台で一番おいしい!という人もいるほどです。

店に入ると、そこは、一気に昭和。
店内はスナックのように、8席ほどのカウンター席があるだけ。
壁にはチェッカーズが来た時の写真。昭和60年。みんな若い。「あの娘とスキャンダル」を歌っていた頃ですね。

小さめサイズの餃子に、細かく刻まれた具がたっぷり。パリパリの皮との相性もよく、こだわって使われた国産のにんにくの香りがふくよかに香り、とってもおいしいです。

「アップル」という餃子店らしからぬ店名は、「電話帳のトップに来るから」だそう。アート引越しセンターよりも先行ってたんだよ、と笑うご主人。聞けば、転勤で仙台に赴任したときに一念発起、なぜか脱サラし突然餃子屋さんになったんだそう。修行は宇都宮で2日のみ。おおっ。

カウンターの小瓶に入ったラー油は、普通のラー油とは違い、辛いだけじゃなく、不思議においしい。
ご主人にそう言うと、カウンターの下から、秘伝のラー油を出し見せてくれました。39年前から一度も空にしたことがないラー油の鍋は真っ黒。39年かけて作られ、守られてきた味は、まさに「アップル」の味そのもの。
深い深い辛味なわけです。

宮城県の村井県知事もよく来るそうで、酔っぱらうとかわいいんだぁ、と笑っていました。

初めてなのに懐かしい、ほっとするこの空間は、ご夫婦お二人で39年かけてつくられたのでしょう。
餃子も、ラー油も、話も、空気もおいしい餃子屋さんでした。

みやぎの産直、今年で40歳。


みやぎ生協の産直は今年で40歳。
私よりも年上です。男・中澤さんのちょっと(?)下です。

はじめは豚肉、卵から始まり、少しづつ野菜や米、鶏肉、牛乳と広がってきました。
どこの生協の産直もそうだと思いますが、みやぎ生協の産直もただの「産地直送」ではありません。
みやぎ生協の産直は「産消直結」の略です。
産地と消費地が直接交流をし、共通の願いを叶えていく。
そんな取り組みです。

今年は組合員さんもまじえ、生協全体で、県内あちこちで「産直学習塾」を開いています。
私も県北の「小牛田」という地区でお話してきました。
産直トマトの歴史と、トマトの花に隠された秘密、など野菜ソムリエっぽいことを、赤いスカーフをしてお話してきました。ソムリエの衣装、けっこう説得力あるみたいで、ちょっと気分がいいものです(中身が大したことないのは、ちゃんと自覚してますよ)。
後半は組合員さんのトマトを使ったスペシャル料理のコーナー。
トマトのポタージュが最高においしく、お代わりをしてしまいました。
レシピももらってきました。さっそくやってみます。

みなさんとても真剣に聞いて下さり、こちらも力が入ってしまいました。
集まってくださった40人の組合員さん、ありがとうございました。

先人が築いてきたことを、次につなぐ。
これも今の私たちに課された大切な仕事だと感じた学習会でした。


2010年7月3日土曜日

みやぎ散策~黄金とポパイが生まれた町、涌谷

宮城県の県北に位置する「涌谷町」に行ってきました。
「わくや」と読みます。

男・中澤さんは「わぐや」と発音します。
男・中澤さんが「わぐやわぐや」、と言っていたら、涌谷を知らない人から、わぐやの「ぐや」はどう書くの?と聞かれたそうです。そんな字はありません。

ここ涌谷は、日本で最初に金が採れた地。
西暦749年のこと。今から1260年も前の話です。

奈良の大仏の金箔は、涌谷の金が使われていました。
時の天皇、聖武天皇が、飢饉や疫病など不吉なことが起きていたことを憂い、仏教で国を納めようとして作った大仏なのですが、出来上がり間近、大仏の全身に塗る金がないことにはたと気が付きました。

そんな時に、陸奥の国の山中から金が採れたというビッグニュースが舞い込んだからさぁ大変。
聖武天皇は喜びのあまり、元号まで変えてしまったのでした。例えて言えば「平成22年」が今日から「中澤元年」になるような感じでしょうか。どれだけ人々が金産出に湧いたか想像できます。

年月がどんなに過ぎても、人の感情は変わらないのだなぁとしみじみつくづく思いました。

黄金の他にも、涌谷町からはハリウッド俳優の「上山草人」という人が出ているそうです。まったく知りません。でも結構すごい人だったそうで、「バグダットの盗賊」に出ていたそうです。知らないなぁ。「七人の侍」の琵琶法師。見てません。アメリカのアニメ「ポパイ」のモデルになった人だそうです。おおっそれはすごい!

やるなぁ、涌谷。
みやぎ、地味ながらなかなか頑張っています。