2011年2月6日日曜日

「うにの間」で朝食を

日本一の清見オレンジ(愛媛では清見タンゴールと呼びます)の産地、愛媛県三崎へ行きました。

愛媛県の西の先っぽ、矢印のところです。
14km先はすぐ大分県。三崎で途切れた陸上の国道197号線は、海の上の見えない道路で対岸の大分県大分市につながり、また陸上の国道197号線になります。船の航路が国道の一部という、珍しい国道が走る町でもあります。

今年の清見や、甘夏の枝変わりで出来た果実、サンフルーツ(新甘夏)のお話をさせて頂きました。サンフルーツは初めて食べたのですが、さっぱりしておいしかった。特に皮を向いた瞬間の風味がいい。甘夏よりも酸っぱくなく、甘みがありました。マーマレードにも最適。手作りマーマレードをいただきました。最高においしい。

オレンジのような太陽が豊後水道へちゃぽんと沈む頃、僕たちは本日の宿へ向かいました。
なんでも、四国最西端の宿ということ。「大岩」という名前です。どうやら民宿のようです。
そして部屋へ。

「ぐれの間」。

ぐれ?

これがぐれ。

この民宿の部屋は、すべて魚介類の名前なのでした。

すずきの間。さわらの間。2階にはさばの間、あじの間がありました。かんぱちの間、はまちの間もありました。
シブすぎです。

翌朝の朝食の部屋は「うにの間」でした。

「ティファニーで朝食を」という映画がありました。オードリー・ヘプバーンが主演した、ニューヨークを舞台に自由奔放に生きる女性を描いた、素敵でおしゃれなラブストーリーです。名作です。

「うにの間で朝食を」だったら、どんな素敵な女性が演じても、あまり素敵でおしゃれなラブストーリーは生まれなさそうです。

朝食の伊勢海老の味噌汁をいただきながら、三崎、侮れん、と思ったのでした。

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