2011年1月7日金曜日

旬をつかむんだ

野菜でも果物でも、その作物が一番おいしくなる時期があるんだよ。
真冬のほうれん草っておいしいでしょう。
旬をつかむんだ。それが大切なんだよ。

遠く札幌からお越しになった田中さんは、繰り返しそのことを口にしていました。

季節が変化して、その季節に人はくらしを合わせてきたのでしょう。
そして、今よりはるかに娯楽の少ない単調な日々の中に、その季節ならではの楽しみを見つけてきたのでしょう。食べるものの中にも、着るものの中にも、飾る花にも。そして、それらを歌に詠んだのでしょう。
ずっとずっと昔から。

今は旬がとても分かりにくい。
異常気象がもはや正常気象となった最近は特にです。
今日組合員さんから「北海道のあまほくかぼちゃは次いつ企画するの?」という問い合わせがありました。基本的に国産のかぼちゃは6月~11月ころまでが出回り時期。販売用としては持つものでもせいぜい12月まで。それ以降は、輸入になります、と伝えたら、かぼちゃは年柄年中国産だと思っていたようで、びっくりしていました。
でも、今はきっとそれが一般的な感覚なんだと思います。だって、僕だってこの仕事についてはじめて意識するようになったのですから。


今日は1月7日。
朝食は七草がゆでした。


旬をつかむんだ。
旬をつかむんだ。
田中さんがくれた言葉が、僕の中でこだましています。

2 件のコメント:

  1. 旬。
    いい言葉ですね!
    生ビールも氷点下25℃の名寄で飲むと最高です。
    これも旬ですよね?
    あまほく南瓜が豊作で春まで貯蔵でき、皆様にお届けできるよう頑張ります。

    返信削除
  2. いしけんさん
    あまほく大反響です。
    ずっと食べられるといいですねぇ。ぼくも期待しています!

    返信削除