2014年2月28日金曜日

宮崎出張日記③ 千切り大根と明さん。

今回の宮崎出張で見たかったものの一つが、千切り大根(切干大根)を干しているところ。

夕方、通りがかりにさらっとでもいいから見られたらと思っていました。

でも、あちらこちらぐるぐるまわってもらったものの、どこももう既に取り込んでいました。
明日雨が降る予報が出ているからかもしれません。

僕は、日照量日本一の宮崎でも雨を降らせてしまうようです。
雨男の面目躍如です。
相当自信がついてきました。

ようやく干している棚を見つけたのですが、今まさに、農家さんが干している千切り大根を取り込もうとしているところでした。

写真を取りたいけれど見ず知らずだし、関係ない人だしなぁと逡巡していたところ、明さんが素早く車から降り、その農家の方へ「宮城から来ました!珍しいので写真取らせて下さい!」と頼んでくれたのでした。

農家さんも気のいい人であっさりOKしてくれました。

何と、広げて天日干ししていた大根を、丸めている。

器用に丸めている。

くるくる丸めている。
まるでゴザかカーペットのように。

でも近づいてみれば、しっかり千切り大根でした。

許可を得て少しつまみ食いしたら、甘くて美味しい。
機械乾燥品とは、全然違います。

霧島連峰から吹き降ろす寒風「霧島おろし」が、おいしい千切り大根を作ってくれるのだそうです。

逆に海側から吹いてくる風は湿っているからいらないのだそうです。

ほら見てごらんと言われてみたのは、棚の下に敷いてあるビニール(マルチ)。
これで、海側から吹く風を遮るのだそうです。

そういえば、ここに来るまでの千切り大根の棚は全て同じ方向を向いていた。

なるほどですね。

豊富な太陽の光と霧島おろしが美味しさの秘訣なのでした。


これからどこに行くんかい?とおじさんに聞かれて、僕はピーマンの産地へ・・・と言おうとしたところ、農産関係の仕事ですと言うと少し込み入った話になりそうだと思ったのか、明さん、すごい返事をしてくれました。


これから巨人のキャンプの取材に行くんです。
そこの生目(いきめ。キャンプ地の名前)のソフトバンクのキャンプにも行くんです。

!!!!!

僕ら、そうだったんですか!!


ほーそーか、頑張って、とそのおじさんは言ってくれましたが。

あとで調べてみたら、巨人もソフトバンクも、キャンプは2月27日、つまり昨日でめでたく終わっていましたね。

日程もそうですが、それよりも。
プロ野球の取材に来た人間が、「これは青首大根ですか」なんてマニアックなこと聞くはずないでしょう、明さん、とツッコミたくなりましたが、まあもうそんなことはどうでもいいのです。

明さんの行動力と瞬発力とかなり斜め上からのアドリブには毎度助けられるのです。

明さんの素敵なエピソードがまた一つ増えました。

これからも、お世話になります。

よろしくお願い致します。








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