2011年8月31日水曜日

一番好きな香り





まだ気温が高い中で、極早生みかんを割った瞬間のあの香り。


果物の中で一番好きな香りです。


写真は極早生みかんではなく、蒲郡のグリーンハウスみかん。


酸味がおいしい。


香りがおいしい。


台風が近づいてきました。

2011年8月30日火曜日

それぞれの3.11

震災後はじめて、委員会(地域の組合員さんの集まり)がありました。

今年の2月22日以来の委員会で、10年度は楽しかったね、と振り返りをしたあの日から半年。思いも寄らない半年でした。偶然ですが、思えば2月22日はニュージーランドで大地震のあった日でもありました。


今日は体調を崩されたりご都合が合わなかったりと2名の方が出席できなかったのですが、急遽応援で来てくださった方もあり、久しぶりの再会を喜び合いました。そして、それぞれが、今日の日までの出来事を報告し合いました。

あの日。
仕事先のお花屋さんで、卒業祝いのお花の準備をしていた人。
幼稚園のお子さんのお迎えを終え、録画していたアンパンマンを一緒に見ながら、お家で一息ついていた人。
海岸沿いの松林の中をいつものようにご夫婦でジョギングしていた人。

それぞれの日常があり、いつものように過ぎるはずだった時間は、止まってしまいました。

仙台市若林区荒浜の深沼海岸沿いをジョギングしていた組合員さんは、海から聞こえる物凄い地鳴りを聞き、後ろを見ることもなく3km必死で走り、途中に駐車していた車に乗り込み、とっさの判断で裏道という裏道を抜け、渋滞をかわし、なんとか助かったそうです。そのわずか数時間後、その海岸では200~300の遺体が見つかったという信じられない、信じたくない情報がラジオで報道されていました。

私が今ここにいることは、「奇跡」なんです、とその組合員さんはお話されていました。

ちょうどこの前の土曜日、山元町からの帰り、その海岸へたまたま行ったのですが、街全体が津波で壊滅していて、言葉を失いました。
写真は、海側から荒浜の町を見た様子です。
中央左側にある、荒浜小学校だけが原型をとどめていました。組合員さんが走り抜けた松林はほとんど残っていません。
その光景を見た後だからなおさら、その「奇跡」という言葉がよくわかりました。


それぞれの「あの日」があります。

口にすることで癒えることがあると思います。
口に出来るようになるまで、長い時間を必要とすることもあると思います。
忘れることで前に進めることがあると思います。
忘れてはいけないこともたくさんあります。

気持ちの平衡を保つことも、「頑張る」ことだと思います。
人知れず、もしかしたら自分でもそれと気づかず、みんな頑張っている、と思いました。

今日お会い出来なかったみなさんと、次回こそ元気に会えるといいなと思います。

2011年8月28日日曜日

奥松島 宮戸島にて

野菜ソムリエの会のイベントで、東松島市宮戸島へ行ってきました。


宮戸島は日本三景松島の観光地区のひとつである「奥松島」の主要部で、松島湾に浮かぶ最大の島です。人口1200人。島にある山「大高森」から見る松島湾は絶景です。



いろんなすいかのスイカ割りや、金魚すくいならぬトマトすくい、野菜クイズ、野菜・果物の重さ計りなどのイベントがあり、今回は重さ計りのスタッフとして参加してきました。


人が一日に必要な野菜の量350gをめざして、みんなで計りました。
子どもは計りに載せながら少しずつ。大人は一発勝負。わきあいあいでした。


割られたいろいろなすいか達。オレンジ色のすいかは、不思議な甘さがありました。


野菜クイズ。きゅうりの白いこなはなあに?
なかなかレベルが高いです。


宮戸島も、津波の被害が大きかった地域で、3つの集落が大きな被害を受け壊滅状態になってしまったそうです。
ほんの少しの時間だけれど笑顔になってもらえたら、という主旨で、野菜の日(8月31日)にあわせてイベントが組まれました。


宮戸小学校の子ども達やそのご父兄がたくさん参加され、それぞれのブースでは行列が出来るほどの大賑わいでした。笑顔がいっぱいでした。
せがまれて連れてきた我が家の娘達もいっぱい野菜がもらえてご満悦でした。帰ったらちゃんと食べてください。


そして、参加していた野菜ソムリへのみなさんも、笑顔がいっぱいでした。




自分が得意なこと、出来ることを、今多くの人がじっと見つめ直しているような気がします。
誰かのために何ができるか考えるときは、実は自分を見つめ直す始まりなのかも知れないなと思いました。


まだまだ多くの、いろんな力が必要なのだと思います。

2011年8月27日土曜日

山元町 夏草の線路

有志で、宮城県山元町へ作業のお手伝いへ行きました。
約1000体の米の荷降ろし、15000個のトイレットペーパーの荷降ろし、いちご農家の泥かき作業などがその内容でした。
中学1年生サッカーチームのみんなといっしょに作業しました。



山元町は福島県との県境にある海沿いの町で、津波で壊滅的な被害を受けたところです。
もうあの日から6ヶ月近くたとうとしていて、仙台の町は見た目は普通に見えるのですが、ここはまだまだです。

これから復興までは時間がかかりますが、みなさんこれからも山元町を見守っていていください。そして機会があったらぜひまた山元町へ来て下さい。元通りになるようがんばりますので、いつか復興した山元町へ来て下さい。
山元町役場の方は、何度も何度も、また来てほしいと繰り返しお話されていました。

荷降ろしが終わった跡、津波に持ちこたえたいちご農家のハウスで泥除けなどの作業をしました。
去年揃えたいちごの苗は95%が流されてしまったので、今年は他県の産地から支援をもらって今年の作業をしていました。作業は遅れていますが、それでも子苗は元気に育っていて定植を待つばかりになっていました。



作業後、JR常磐線の坂元駅があった場所へ行きました。
海から1kmぐらいのところでしょうか。
そこには、ホームだけが残っていて、ほかはほとんど流されていました。
あったはずの家々や商店街も、跡形もありませんでした。


もう電車の走ることのない線路には、夏草が生い茂っていました。


同じ県内で、あの日からほんの少しずつしか変わっていない場所がまだまだある。
忘れられないように、忘れてしまわないように、続けていくことが大切だと痛切に感じました。

2011年8月26日金曜日

大谷果樹組合 りんごめぞろえ会② ~りんご畑で~

場所を畑に移して、みんなでお話を聞きました。


色づく「つがる」に雹のあと。

副部会長の志藤清一郎さん。


雹害の説明を丁寧にしてくれました。
ほら、あたった跡あるでしょ。
あら~ひどいわねぇ。


伝えたいことは雹害の話だけじゃない。
土づくりのことや、玉回しのこと、大雪だったこと。いろいろお話ししてくれました。
大変な話も、つらい話も、白田組合長のユーモアたっぷりの説明に、みんな笑顔で納得。
みんな、また一つ大谷果樹組合のことを好きになった、という顔をしています。


山から降りてきて、再び選果場でみんなで記念撮影。

今日来なかった人たちも、こんな笑顔になることを願っています。

みなさんありがとうございました。

大谷果樹組合 りんごめぞろえ会① ~手にとって~


8月25日(木)、山形県朝日町の産直りんごの産地、大谷果樹組合で、「めぞろえ会」がありました。

「めぞろえ会」とは、今年の出荷基準の認識をみんなでそろえよう、というもの。
今回のりんごは「つがる」です。
普通、生産者や農協などでは当たり前のことですが、ここでは、生産者、消費者(組合員)、生協の職員がみんなで立会い、意見を出し合い、理解しあい、時に歩み寄りながら、出荷の基準を決めるのです。共立社(山形の生協)の組合員さんが毎年参加しており、私も今回参加しました。総勢30~40名くらいでした。

今年は、どの果物もそうですが、春先の低温やこの間の曇天続きで生育が遅れていて、色付きが遅いです。また、冬には大雪で枝が折れ、7月11日には雹が降り、大変なことばかりです。産地の状況を生産者自ら丁寧に説明してくれました。

ほら、ここ雹があたったところ。

これらの状況を考慮しながら、産地からのお願いも聞きつつ組合員からも要望を出しあいました。
味さえ良ければ傷や色は問題ないよ、という意見の方もいれば、でも色は赤いほうがいいわ、と言う人もいる。一方、味は色だけじゃ言えないんだよ、いろんな品種の中でもつがるはおしりが青いほうがいいんだよと説明があったりと、みんな素直に言い合いました。

手にとって。

食べてみて納得。
あ、おいしい。
でも、まだ早いんだよ。もっとおいしくなるよ。
え~楽しみ~。
もうちょっと待っててね。


果物はこうして出来る。
こんな風に、こんな思いで、作られている。
やっぱり、知ることはその食べ物を一番おいしくする、最良の方法だと思いました。
知ることは大切にすることの始まり。
果物に限ったことではありません。僕はいつもそう思います。

みんな一生懸命知ろうとしていました。忘れないようにしていました。

だからこそ、ここが自分たちの産地になるのでしょう。
だからこそ、いつも手を抜かず(抜けず)、頑張ってりんごをつくるのでしょう。
そんな風に思いました。

続いて、畑を見に行くことになりました。

2011年8月21日日曜日

産直提携協議会 in JAながさき西海



8月19日(土)、JAながさき西海で、産直提携協議会が行われました。

協議会の前段、圃場を見学させてもらいました。

今年は表年だけれど、そんなに極端には多くないという見込みでした。ながさき西海は表年、裏年の差をなくそうと、多くの対策を打って実行しています。誰もが安定的な出荷を望んでいます。そのために研究を続け、とにかく手をかけています。


今年は春先の低温や6月がほとんど晴れなかったことで、5~7日遅れていて、みかんの内容も色付きが遅いそうです。でも、糖・酸の検査結果は上々です。味は今年も期待できます。

課題は山積みですが、食べた人に満足してもらい、みんながやってよかった、と言えるシーズンにしたいと思いました。

久しぶりのみかん担当です。
やることははっきりしています。

心機一転、がんばります。