2011年4月24日日曜日

ガーベラ


家のすぐ近所に、バラを中心としたいろんな花や苗をつくっている「仙台ローズガーデン」という施設があります。共同購入の企画でもお世話になっている花屋さんです。今日はそこで「復興祭」が開かれていました。売上の一部が被災地への寄付金になるそうです。

敷地の奥にある、立派な連棟ハウスで、子ども達とガーベラの採花体験をしました。


1本50円で、何色を取ってもいいのです。

いろんな色が選り取り見取りで、娘たちはだいぶ迷っていました。



花には、花にしかない力があります。
そこにただ「ある」だけで、人を幸せな気持ちにさせたり、穏やかな気持にさせたり、感謝の気持ちを代弁したり、故人を悼む人の気持ちを慰めたりする、不思議な力があります。

花は、空腹を満たすこともなければ、渇きを満たすこともないし、もちろん燃料にもならない。しかもすぐに枯れてしまうし。だから、人が生き抜く上ではずいぶんと後回しにされてしまいます。振り返ってみれば今回もそうでした。

でも、花には、花にしかないそんな力があるから、やっぱり必要なのです。
物事には、必要なタイミングがある、ということだとも思います。

今日会場にいた老若男女、みんな明るく穏やかな表情をしていました。
娘たちも、何色にしようか楽しく真剣に悩んでいました。


彼女たちが選んだ、ピンクに白の縁取りのガーベラは、部屋の隅で優しく咲いています。

2 件のコメント:

  1. 素敵ですね!
    花一輪あるだけで生命の強さを感じますね!

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  2. いしけんさん
    よく見れば身のまわりには、元気をくれるものがたくさんある事に気がつきました。色々なことを再発見する毎日です。

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