人のいない贅沢ってあると思います。
東京に来るたびにそう思います。
いつ来ても、何かのお祭りみたいに、人がたくさんいます。
今日もそうでした。
平日の昼間なのに、なんで舗道で足踏みをしないとならないんだと思います。追い越そうとしても向かいから来る人波にせき止められるからです。TVで見た富士山の登山者渋滞を思い出しました。
さらにはそのたくさんの人にめがけて、こっちを向けよさあ向けよと、肩をいからせて色とりどりの情報が降り注いできます。
いや、情報と言えば聞こえはいいけれど、むしろ情報の顔をした刺激のゲリラ豪雨です。
そりゃあ無関心にもなるよって思います。
強い刺激はとても疲れるからです。
都会の人の無関心は、心の自己防衛の現れなのだということがよく分かりました。
休憩しようと喫茶店に入るも行列。
しまいにはマクドナルドですら行列。
座ることすら出来ない。
ようやくスターバックスに入って座ったら、目の前に空席を待つ人達の列が出来る。
うーん。
コーヒーの味すら分からなくなりそうです。
どうしてみんな東京に集まるのでしょう。
どうしてそんなに人がいるところに集まるのでしょう。
ほどほどでいいじゃんよと。
東京で生まれた僕ですが、つくづくそう思います。
みんな心休まる時があるのかなぁこんなに人がいて身勝手で乱暴な情報が溢れていて。
人も過剰、情報も過剰、刺激も過剰、疲れを癒してくれそうな顔をしたわざとらしいオアシスも過剰。
みんなしたたかです。
時々は人のいない贅沢に身を置きたいものです。
でも、コーヒーショップで人がいなかったら、店としてはそれはそれは困るのでしょうけれど。
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