研修で、福島県二本松にやって来ました。
やって来たのはNPO法人「ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会」が運営する道の駅「ふくしま東和」です。
ここで強く感じたのは、「ロマン」でした。
ここは震災のずっと前から、「君の自立、ぼくの自立がふるさとの自立」という言葉を掲げ、住民主体の地域再生の里づくりをすすめてきた地域です。
道の駅を拠点として先人の技と知恵を活かし、新規就農した若い世代も交えた地域の活性化「地域コミュニティの再生」。
地元産の堆肥や耕作放棄された土地をひとつずつ再生し新規就農者も交えた「農地の再生」。
子孫に伝えられるように、間伐材の巻・炭・落ち葉の堆肥など山の恵を活用する「山林の再生」。
震災後は山林の再生はなかなか難しいところだそうですが、それでも震災前からの様々な取り組みがあったからこそ、今もこうして地域がバラバラになっていないのだなと思いました。
ここで飲んだ桑の葉茶、とてもおいしかった。
この桑の葉茶も、特産加工の事業で作ったものだそう。
ゆうきの里東和の理事長であり、道の駅の駅長でもあり、生産者でもある大野さん。
農家民宿もやっています。
今年、震災後初めて外から新規就農者が4名来たそうです。
今回説明してくれた副理事長さんは、まだまだやりたいことがたくさんあると、すこぶる元気でした。
里山の恵みと、人の輝くふるさとをつくる。
その思いが終始溢れに溢れまくっていました。
ひとつのことに向かうそのパワーの源は、ロマンだ、と思いました。
ロマンはあるか、そう問われたような気がしました。
僕はどうだろう。
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