数年前の玉ねぎのことです。
北海道や九州の玉ねぎのことではありません。
たぶん今日その話題を出されなければ、ご本人は一生言わなかったのでしょう。
誰にも。
僕達の仕事は、誰かの生活に、経営に、人生に大きな影響を与える、そんな重大な責任を負っています。
だからいい加減なことや気まぐれやあまりに個人的な感情で動かないよう意識しています。
つい忘れてた、当事者はそれだけのことだったのかもしれません。
きっと僕も、僕の知らないところで同じような失敗をたくさんしているのだろうと思います。
その話題を切り出した方は、誰にも言わず一人抱えていたことに対して「相談してくれなかったことが悲しい」と言っていました。
帰り道、その方はタクシーの中で、「うちらにしかできないんだから。やつらには出来ないことなんだから。うちらの存在意義そのものなんだよ」と言っていました。
その言葉が、少し、こだましています。
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