質問には、「開かれた質問」と「閉ざされた質問」の2つがあるそうです。
これらは、心理学用語なのだそうです。
「開かれた質問」とは、答えの内容を相手に委ねる質問のこと。以下の4タイプがあるそうです。
・導入のための質問(どうして今日ここに来たの?)
・具体例を引き出す質問(具体的に教えてくれる?)
・経過を聞く質問(それでどうなったの?)
・感情を聞く質問(どんな風に感じた?)
「閉ざされた質問」とは、相手が「はい」「いいえ」など、一言で答えられるような質問のこと。
(カレーは好き?)(何歳?)(休みは土日?)という感じ。相手も簡単に答えられるし聞きたいことがピンポイントで聞ける反面、簡単に話が完結してしまいます。
どちらの質問がいい、とかダメというのではなく、どちらも使いようだそうです。
会話を膨らませるには「開かれた質問」が断然いい。
でも、初対面でほどほど互いに警戒心もあるような打ち解ける前には「閉ざされた質問」で会話のテンポを作って、「開かれた質問」を繰り出す、というのも良いようです。
僕は人と話をするのが好きで、初めての人とも案外気軽にお話できるのですが、こう言われればなるほど、無意識にそうしているなぁ、と思うところがあります。
仕事柄、頻繁に初めての人と会い、朝から晩まで一日車の中でずっと一緒、ということもザラにあります。僕自身はあまりないけれど、車の中での無言や、食事中会話が途切れる、という時はなんとも気詰まり。いや、それ以前に、仕事にならない。
提案文書には、エッセンスが書いてあるようで、実は大切なことは書かれていません。
メールもそう。電話だってそう。書きようがないのです。言いようがないのです。
本当に大切なことは、その背景にあるのです。
それはすぐには分からない。
それを知るためには、面と向かって相手の目を見て、間合いをはかり、とにかく話を聞く。質問をしながら聞く。聞く。聞く。
聞いた上で、こちらから色んな球を投げてみる。そうして、さらに間合いをはかる。近づく。おっ、ここまで言っても大丈夫か。ならこれならどうだ。なるほどそう来たか。ではでは。。。
でもまあ、そんな難しいことではなく、日常の会話って無意識にそんなことの繰り返しでしょう。
雑談も一緒。
話して楽しい人。ちょっと残念な人。
そんなところにも、理由はありそうです。
「開かれた質問」「閉ざされた質問」。
奥が深いね。
精進あるのみです。
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