2012年2月8日水曜日

冬のハウスみかん


JAながさき西海。
ハウスみかんのハウス越し、すぐ近くに針尾送信所の無線塔が見えます。

冬にハウスみかん?

ハウスみかんといったら、普通はみかんのない初夏から夏にかけて出てくる高級果実のイメージです。
でも、今、ハウスみかん?みかん、まだ巷にあるのに。

今の時期みかけるのは、ほとんど「青島」という品種のみかん。
甘くておいしいのですが、11月、12月ころに出回るみかん(早生)とはちょっと食感が違う。内袋が厚く口に残る感じがあります。

今時期はそれしかないからあまり気になりませんが、今、時計を逆戻りさせて、11月12月ころのみかんを食べることが出来たら、きっとその違いに驚くはずです。

けれど、僕の時計では、時間を戻すことがちょっと難しい。
そもそも電池切れてるし。

でも、ここでは、その早生みかんを今食べることが出来るのです。
それも、いろいろ理由ありの。

うっっっ。
あっっっ。
うまい。

ああ、みかんってこの味だ、と思いました。

こないだまで、体の一部がオレンジ色になるんじゃないかしら?というくらいたくさん食べていたみかんなのに、今青島を食べ慣れている舌にとっては、このみかんがとてもとても新鮮でした。
もちろん青島には青島の良さもあるし、どちらもおいしいのですが、このおいしさは、食べれば分る。ああなるほどねって。

この冬のハウスみかんは、普通なら11月、12月に収穫するみかんを、そこでは収穫しないで、ハウスの中で樹にならせたまま越冬させます。より完熟するまで待つのです。

基本的に加温はしません。ハウスは霜や鳥害などから守るためのもの。
だから、ハウスみかんなんだけれど、花が咲く時期も、実が実る時期もみんな露地物といっしょ。ただ収穫時期が2ヶ月以上遅い。

だから、ただでさえおいしい早生のみかんが、もっとおいしくなる。

でも、これ、ただ長くならせているわけじゃない。
ただならせるだけだと、皮が浮いたり、水分が抜けたり、味がぼやけたりと、全然おいしくなくなる。

おいしい状態でこれから出荷出来るのには、いろいろなコツがあるのです。

よけいに長くならせている間に、あんなことしたり、こんなことしたりするのです。
なるほどねぇ。
でも、一番大切なことは、基本中の基本、つまり露地の早生みかんと同じ時期の基本的な作業なのだそうです。

そろそろ出荷の時期です。

ちょっとお高いけれど。
本当のみかん好きに食べて欲しい、そんなみかんです。



2 件のコメント:

  1. チョイワルオヤジ2012年2月9日 20:32

    本当のみかん好きだから、食べたいよう!

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  2. チョイワルオヤジさん
    もうちょっとだけお待ち下さいな。

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