何の変哲もなさそうに見えるけれど、実は秘密があります。
デコポンが特別?
いやいや。
袋です。
この袋に入れておくと、このデコポン達は夏まで悠々持ちます。
極端に暑くなければ常温でも。
右の袋に入っている葉っぱ。これがずっとしおれないのです。不思議です。
この袋には、目に見えない小さな小さな穴がいくつも開いていて、収穫後も呼吸を続けるデコポンを、窒息させないようにでものびのび呼吸もさせないようにして、冬眠状態にさせるのだそうです。
右と左の袋は、ビニールの柔らかさが違うだけで、性能はいっしょ。
ちなみにこの袋、デコポン専用。
たとえば他のオレンジを入れてもだめなのです。
なぜなら、それぞれの果物で呼吸の量が違うから。
デコポンの呼吸に合わせて、ミクロの穴の数を決めているそうです。
その数は、、、企業秘密なのだそうです。
でも、その穴の数を知っていても、僕らの人生にはあまり直接の恩恵はないので、秘密のままでもよいですが。
人の体は気温が高くなると酸味のあるものを欲しがります。
でも夏の時期は桃、メロン、すいか、なしなど、甘いものがいっぱいで、柑橘類はない。
真夏のカーッと暑い時期にデコポン。
これはたぶん相当おいしいね。
食べる側の変化でおいしさ(おいしさの感じ方)が変わるって面白いです。
こんな時、僕達も動物なんだなぁと思います。
まあ、いつも動物っぽい人もいますが。身近に。いい意味で(←フォロー)。
そんな特殊な袋があっても、肝心なのはやっぱり果実そのもの。
なんでも日持ちするわけじゃありません。
袋だって万能じゃありません。
人が作ったものであって、魔法じゃありません。
それを忘れてはいけないのです。
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