下の娘と風呂に入っていた時のこと。
手術痕の話しから、彼女が生まれた時の話になりました。
彼女は生まれてすぐに大きな手術をして一命を取り留めました。
僕自身も同じ状態で生まれたので、1才の頃に同じ手術をしていて、傷跡が残っています。
今では医療技術も格段に進歩しているので、彼女の傷跡は僕よりも小さい。でも残ってはいます。
不安いっぱいの母親を産婦人科に残し、救急車で生まれたばかりで目も開いていない娘を抱え、別の病院まで移動したこと。
3人の先生に巡り会い、命を救われたこと。
いい先生と出会って助けられ、たくさんの人に支えられて、今こうして元気にしていられるんだよ。
だからあなたのその手術の痕は、ありがとうの痕なんだよ、と話しました。
僕自身のことを重ねて。
すると娘。
あたしもいつもありがとうっておもっているよ!
だって、ありがとうっておもうと、あかるいきもちになれるから。
親が思っている以上に、子どもは成長しているんだなぁ、わかっているんだなぁ、と思いました。
僕がたくさん聞かされたように、彼女にも、彼女が覚えていないことをこれからゆっくり伝えていきたいと思います。
芯まで温まったのは、いつもより長かった風呂のせいだけではなかったようです。
外は厳しい氷点下。
でも、とても暖かい夜になりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿