畜魂慰霊碑。
ここ、川南町は、平成22年の口蹄疫が最初に発症した町です。
4月21日に発症が確認され、6月30日までの間に、町の人口の10倍にあたる、17万6千頭の牛豚山羊猪が殺処分されたのだそうです。
ここに来るまでに、殺処分され埋められた場所の脇を通りました。
川南町に来るにあたり、ここを案内してもらうようお願いしたのでした。
今回川南まで案内してくれた宮崎経済連直販の西村さんも、殺処分の応援に関わったそうで、当時の話を教えてくれました。
感情を込めると出来なくなるから、みんな感情を殺し、あくまで「作業」として進めざるを得なかったと話してくれました。
でも人間って優しいから、子豚を埋めるときには一緒に母豚も埋めるんですよね、子豚だけじゃ可愛そうだからって。
その傷跡が癒えぬ間に、追い打ちをかけるようにすぐ翌年、平成23年1月には新燃岳の噴火でまた宮崎県は苦境が続きました。
でもその2ヶ月後の3月11日に東日本大震災が起き、報道のウェイトは変わりました。
忘れてはいけないことが、あります。
そして、当事者には、伝えなければいけないことがあると僕は思います。
おんなじです。
0 件のコメント:
コメントを投稿