状況は、想像をはるかに超えていました。
埼玉産直センターの要である肥料センターは壊滅していました。
作りかけの肥料はそのままでした。
ようやく片付けが始まったところだそうです。
肥料センターを後にして、昨年訪問した中玉トマト生産者の久米さんのハウスへ行きました。
久米さんのトマトのハウスは、すべて壊滅してしまったそうです。
去年見たフルティカは、もうどこにもありません。
上の写真は壊滅したハウスを更地にしたあと。
手前のボイラーと、ずっと奥にあるボイラーが、ここがハウスだったことを物語っています。
奥様は、家の窓から潰れたハウスを見るのが嫌だったから、更地になって潰れたハウスを見なくて住むようになってホッとした、とお話されていました。
別の方のハウスは、まだそのままでした。
ミニトマトもそのままでした。
いよいよこれから収穫量が増える、という時期だったそうです。
1回だけ収穫したそうです。
今日ご案内いただいた塚田さん。
今はハウスの撤去を依頼している業者の順番待ちで、それが終わったら今度はハウス作り直しの順番待ちだそうです。
資材がないそうです。
人手もないそうです。
何年かかるかわからないようです。
震災と全く同じです。
トンネルでしょうか。
完全に潰れています。
片付けを出来るところから片付けているそうです。
鉄骨は「酸素バーナー」という特別な道具じゃないと切れず、それも順番待ちなのだそうです。
今日は、まだ使えそうな紐などを回収する作業をしていました。
事務所に戻った後、木村代表や山崎理事からも色々お話をお聞きしました。
施設が壊滅してしまった人も、ものを作らないと無収入になってしまう。
露地で作れるものを増やしていきたい、という話から、具体的に今年の新たな企画の話まですることが出来ました。
僕らは震災以降ずっと支えられています。
考えて考えて考えて、とにかく考えていこうと思います。
それぞれの立場、役割の中で、何が出来るかを。
0 件のコメント:
コメントを投稿