矢澤農園ってどんな野菜をメインに作っているんすか?
ブロッコリーとかかな。
ですよね。。。
どうしたの?
実は。。。俺、ブロッコリー。。。
食えないんす。。。
え、そうなの?
きっと畑で生で食べることになると思うよ。
大丈夫大丈夫、去年はブロッコリーじゃなく、カリフラワーだったから。
おんなじっす。。。カリフラワーもダメっす。。。
食べるふりでだめっすかね。。。
んー、だめっすねぇ(含笑)。
赤塚くんは配達現場の責任者で、爽やかかつ男気もあり、持ち前のリーダーシップでみんなを引っ張るキーマンなのですが、こんなウィークポイントがあったとは。
そんなこんなで1ヶ月は瞬く間に過ぎ。
やって来ましたいよいよ畑です。
人生でこんなにもブロッコリーに囲まれたことはなかったでしょう。
四方八方ブロッコリーです。もう逃げられません。
彼には、まるで宮沢賢治の月夜のでんしんばしらみたいに、「ドッテテドッテテ、ドッテテド」と、規則性のあるそろった声と動きで、ブロッコリー達がじわじわとこちらへ迫ってくるように見えているかもしれません。
でも、やはり彼は「男」でした。
周りで心配そうに(いや楽しそうに)みんなと矢澤さんが見守る中。
い、いきます!
いった!
!!!
!!!!!
お ・ い ・ し ・ い !!!!!
違う角度からパチリ(エプロン三ツ橋さん撮影)。
おーっ!
うまいっす!!
ブロッコリー食ったの、小学校の給食以来っす!!
もっとぐにゃっとしてると思った(←それ茹で過ぎでしょ!)。
ブロッコリー観が変わったっす!
相当衝撃だったようです。
些細な事かもしれませんが、自分にとって苦手なことを克服出来るって、実はとても大きなことで、むしろ大人になってからの克服は、より衝撃が大きいものです。
特に舌の記憶は一生消えないものです。
畑で食べればそりゃおいしいです。
でも、それはとても大切なことです。
大げさに言えば、気取って言えば、これも「大人の食育」かもしれません。
この感動は、きっと誰かに言いたくなるはずです。
感動は衝動に変わります。
たくさんの人にその感動を伝えてくださいね。
期待していますよ。
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