2013年7月4日木曜日

産直提携協議会 in 一戸農場① ~伝える~

美幌の100%JAS有機栽培をしている一戸農場へ、産直提携協議会に来ました。

今年は初めて、組合員さんに加え、配達現場からも参加がありました。
写真は、配達担当者をまとめつつ、配送センターの商品学習担当もつとめる渡辺さん。

一戸さんの野菜は料理の手間がひとつ要らなくなると思うんです。
なぜなら、それだけで美味しいから。

そんな名言を残した彼は、一戸さんにかなり気に入られ、もう来年の草取り要員決定です。畑の片道370mです。
頑張って下さい。
僕も全力で応援します。仙台から。

宮城から参加の組合員さん、渡辺さん。

代表者がここへ訪れてたくさんのことを知り感じても、それをどうやってみんなに伝えていくか、それが大切だと思いますってお話されてました。

でも、きっと大丈夫です。この笑顔なら。畑で人参が教えてくれたようです。

福島は郡山から参加の古瀬さん。

同じく福島から参加の前島さん。
前島さんは去年の産直センターふくしまや、じゃがいも、NZかぼちゃの学習会にも来てくれてます。

お二人とも、品質がちゃんとしているのであれば、変形があろうと小さかろうといいと思います、もったいないもの、ぜひ案内して欲しいですとお話されてました。

数年前からやむなく生まれる理由あり品を詰めた「生産者応援ボックス」は毎年好評です。
こんな生の声もどうにか伝えて、もっと広がればいいなと思います。

岩手から参加の浜崎さんと、金子さん。

浜崎さんは現場での商品普及などのバックアップをする役割で、金子さんはセンターで商品を検品、セットする、水際のいわば最後の番人。

なかなか産地に来る機会のない二人、この笑顔が収獲の現れです。

知らなかったことを知ることで、想像する範囲は広がり、現場やセンターでの行動は一歩も二歩もすすむと思うのです。

一戸さんの顔が浮かび検品が甘くなる、のではなく。

作っている人の顔が、畑が浮かぶから、例えば傷や変形の理由がやむを得ない天候影響によるものだったら、程度によっては商品へ説明文を付けて、商品を通して産地のことを伝えることもあるんじゃないかな。

そんな話をしました。

一戸さんの心臓部である堆肥場。

「土」はとっても伝えにくい。

「土」がいいのね、じゃあこのにんじん買おうかしらって、購買動機にはなかなかつながりにくいと思います。

なぜなら、ちょっと立ち止まって考えなければならないから。

じっくり考えて買うものであればそれもあるかもしれないけれど、普段使いの野菜の購買動機は「その時必要か」とか、おいしそうとか新鮮そうとかの瞬間の「印象」がその多くを占めると思うのです。

でも、参加したみんなが一番感動していたのも、この「土」。

偏ることなく、でも伝え続けていきたいと思います。

今回同行いただいたエプロンさんの「伝えるプロ」、三ツ橋さん。

エプロンさんの産地ブログ(エプロンの産地がみえるブログ)を書いている方です。

産地のことが手に取るように分かるブログで、とっても分かりやすい。タイムリーな情報が嬉しい。特にこの異常気象が続く今は。
いつもたくさんのネタを頂戴しています。ありがとうございます。


現場にみんな行けるわけではありません。

僕だって、いつだって行けるわけではない。


伝える方法はいろいろあるはずです。

薄っぺらの紙一枚でも、大きな力を持つことだってあるはずです。

その力を信じて、伝え方を研究して行きたいと思います。


「知ること」は、「豊かになること」だと、僕は思います。

そのためにも、もしかしたら使い捨ての情報になってしまうかもしれないけれど、辛抱強く伝えて行きたいと思います。





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