2012年10月7日日曜日

5才の豊富

甥っ子の誕生会がありました。

5歳です。

あんなに口数が少なかった彼も、今ではすっかりいっちょまえです。

基本的にはもちろん無邪気ですが、時には呆れたり、自分を囲む大人たちの顔色もしっかりうかがったりして、なかなかのもんです。


彼は、大きくなったらドンキーコングになりたいのだそうです。

ビデオカメラが回る中、真剣に豊富を語っていました。

そのカメラの向こうでは、きっと大人になった彼が、夢を語る彼を見ているのでしょう。

大人になった彼は、夢を語る5才の彼からきっと何かを得るのでしょう。


僕は彼のために何が出来るか少し考え、とにかく心から応援することにしました。

きっと夢は困難な方が張りあいがあるのだと思います。


そう言えば、僕の弟も小さい頃、「大きくなったらお母さんになる!」と言っていたことを思い出しました。
そんな彼は今や35才、残念ながら夢は叶わず、お父さんになっています。


夢は荒唐無稽なくらいがいい。

その瞬間が本気であれば、それでいい。

強くなりたい、優しくなりたい。

そんな素直さを大切にしてほしいと思うのでした。

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