忘れられるのでは、と、今とても不安です。
終始明るく話されていたJA白河の上遠野さんは、最後に少し苦しそうな表情で、そう口にされました。
野菜も果物にも、「産地リレー」という言葉があります。
桜前線のように、季節が移り変わるに連れ野菜たちも収穫される地域が時期ごとに移り変わっていきます。
今までは、一つ前の産地の出荷が終わる頃、ここ白河の野菜が、福島の野菜が主役になる時期がありました。
そして、白河の、福島の野菜が減ってくる頃に、次の産地の出荷が増えてきて。
そうやって、ずっと続いてきたのに。
今では、一つ前の産地の終わりが前よりも伸びて、さらには福島の次の産地の出荷が早まって来ていて。
いつしか、福島の野菜は忘れられてしまうんじゃないか、そう思えてならないんですと。
上遠野さんは言うのです。
ここJAしらかわは、去年の震災の後すぐに、野菜を作り続けることを決めました。
一度やめてしまったら、もう元には戻らない。
それを分かっていたからです。
全農家、全品目出荷前検査を実施。
体制は万全。
私達が福島の応援企画で、もっとも長い期間、もっとも多くの品目を頂いているのも、ここJA白河さん。
今回、6年ぶりに来ることが出来ました。
来て良かった。
これからもよろしくお願いします。
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