2013年8月26日月曜日

風の中で思う

今日は月に1度の委員会。

今日はいつもよりも少人数だったにもかかわらず、いつにもまして大笑いの2時間だったのですが。

初めて聞く話もありまして、初めて聞くのは、実は僕だけじゃありませんでした。

同じ仮設住宅で暮らすみなさんでも、震災前にどこで暮らしていたかなど震災前のことはお互い積極的にお話していないようです。

ご家族の状況なども。

僕からは当然聞けないので、聞いたこともありませんが、みなさんそれぞれもそうなのだなぁ、と初めて知りました。

今は同じ場所でも、以前は同じ東松島市の中でも全然地区の違うところで暮らしていた方々です。

昔からの知り合いのようで、そうではないのですね。

毎日川へサーフィンしをしに行っている若い方がいてその話になったのでした。

「私あの河口の一番前に家あったんだよ」
「そうだったの。じゃあ津波直撃だったんだ」
「そうなのよ、一番初めに来たよ。あのとき旦那に家にばあちゃん見に行ってって言ったこと思い出すとぞっとするよね」
「え、それじゃおばあちゃんは・・・」
「高台に逃げて無事だったんだけどさ」
「よかったねぇ」

それでも湿っぽくならないのですが、生来の明るさが底にあるとしても、きっと努めてそうしているだと思います。

あれからまもなく2年半が経ちます。


今日の東松島の気温は33℃。

なかなか暑いですが、でも風は爽やか。

広がる田んぼの向こうは、海です。

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