2013年2月23日土曜日

岩見沢の玉ねぎ 雪と戦いながら


豪雪地帯、岩見沢。

玉ねぎの大産地でもあります。

ちょうど玉ねぎの種まきが始まったというので、いつもお世話になっている坂野さんのハウスを訪れました。

幹線道路は完璧に除雪されているのですが、一本路地に入ると、マジで車でここ入るの?って感じの道でした。いや、もはや道ではないな。

坂野さんが「陸の孤島」と言っていたのが超納得でした。

昨年は208cmという観測史上最高の積雪を記録し、多くのハウスが倒壊した地域。

国から「特別豪雪地帯」に指定されているのだそうです。

今年はそこまでではないそうですが、他の地区に比べたらやっぱりすごい。

両脇のハウスに積もった雪を積み上げた雪山は、ハウスの高さを軽く超えていました。

玉ねぎの育苗ハウスの中は。

雪で潰されないように、支え棒が立てられていました。

さらには、できるだけ積もった雪を内側から解かすため、ハウス内で新聞紙を燃やしたりしているそうでした。

そうすることで、ハウスに積もった雪のてっぺんがちょっと割れるそうです。雪がちょっと割れることで、ようやく雪は両脇にすべり落ちてくれるのだそうです。

僕達には思いも及ばない苦労と工夫がいっぱいあります。

普段僕達が訪問する夏や秋には分からないことがいっぱいあります。

一つの作物や食べ物が出来る過程を、僕たちは知らな過ぎます。


種まきをしたハウスを見せてくれました。

ハウス内に敷かれた苗床の薄いシートをめくると、そこにはまかれたばかりの玉ねぎの種たちが。

土の中に入っているから種は見えませんが。

このハウスで苗になるまで育てて、4月末ころから畑に定植するのだそうです。


まだまだ深い雪に包まれている産地は、もう今年の出来秋にむけて、動き出しています。


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