長崎県は島原半島の南端、口之津(くちのつ)。
そこで新じゃがいもを作っている飯田弘巳さん。
3年前に訪問した時のあの爽やかな笑顔はそのままでした。
この畑がある土地は、始終吹く海からの風のおかげで、低温による霜害や葉の陰で蔓延しがちな病害を防いでくれるのだそうです。
2010年3月に訪れた時の同じ場所の写真。
葉が畑一面覆い茂っていました。段々畑が見事でした。
その時も今回も、飯田さんはどんな質問にも一つ一つ丁寧に答えてくれました。
普段何気なく食べている、僕で言えば企画している、紙面で表現している新じゃがいもですが、どんな人が作っているか分かると、とたんに思い入れがわくものです。
でも、実際に食べてもらわないと、本当に伝えたいことは伝わりません。
食べてもらってもみんなみんな伝わることはないでしょうが、食べてもらうことが最終目的です。
それならば、買ってくれるかもしれない人に、どうにかして振り向いて欲しい。
ページをめくる手をとめて欲しい。
我が妻も、イケメンが紙面に出るとつい目がとまるよと言っていました。
一方で僕がたまーに紙面に載っていると、彼女がなんとも残念な表情をするのを僕は何度か目撃しており、ある意味目がとまっているってことだなと自分を元気づけていますが、まあそれが現実です。傷ついたりなんてしません。今さら。
僕は僕の身の丈で生きていこうと思います。
・・・話がずれました。
そんなわけで、春から出てくる、長崎の新じゃがいもです。
今年は12月末から断続的に続く雨が邪魔をし、種芋の植え付けが遅れているそうで、今日も種芋の植え付けをしているところに遭遇しました。
手押し車のようなものを押しながら、半切りになった種芋をポツポツと畑に落としていっていました。
北海道のそれとは違い、哀愁すら感じる風景でした。
ここの畑のものもきっと仙台に来ることになります。
小袋に入って届く新じゃがいもは、こんな風景から始まるのです。
すでに植えられたじゃがいもは、土の中で、ゆっくり育っているようです。
春らしさいっぱいの新じゃがいもにも、イケメン溢れる紙面にも、乞うご期待です!
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