僕達夫婦はたぶん将来にわたって、何も言わないと思います。
だから、それは娘たちにとって、本当のこととして、ずっと続くのです。
いつだったか実家でこんな話題になった時に、30歳過ぎた僕に対して、もうおばあちゃんになっている僕の母親は、未だにとぼけ通しでした。
だから僕は本当のことは未だに知らないのです。
だから、そのままにしておきました。
知らなくてもいいこともあるのです。
コーヒーとクッキーはサンタクロースへ。
にんじんはトナカイへ。
朝にはどれもきれいになくなっていました。
いつまでたっても親子は親子。
親たちが子どもたちへかけられる、ささやかな魔法なのだと思います。
にんじんはトナカイへ。
朝にはどれもきれいになくなっていました。
いつまでたっても親子は親子。
親たちが子どもたちへかけられる、ささやかな魔法なのだと思います。
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