今、「せり」が大変なことになっています。
なくてなくて。
宮城では、年末年始に「せり」は必需品です。
今日、神戸の大先生から電話がありました。
昨日話題にした「せり」の品薄の話を受けて、なんと方方探してくれていたのでした。
本当にどこもない状況で、あるかも知れない産地を教えてくれたのですが、それでも「力になれなくて申し訳ない」とまで言われました。
ありがたいやら申し訳ないやら。。。と恐縮していたら、思い出したことがありました。
あれは何年前だろう。
そうだ、2007年の11月のことだった。
茨城の干し芋業者が、賞味期限を書き換えて出荷していた事件がありました。
そのニュースが流れたとたん、どこもかしこも干し芋の争奪戦が始まりました。
もうあと3日後には納品しなければならないのに、ないないない。
僕とそのときの上司は、とにかく恥も外聞もかなぐり捨て、夜遅くまで、他に誰もいなくなった事務所で、思いつく限りの取引先さんや産地へ電話をかけました。
一方、早々と仕入れをあきらめたところもあったようでした。
あきらめたところもある、という話が出た時上司が言いました。
「あきらめるのは簡単だよ。楽だ。でも、そこであきらめるかどうかでバイヤーの真価が問われるんだよ」と。
結局その時は、上司の電話した先の方の尽力で、なんとか都合をつけてもらえることになりました。
その言葉は、きっとずっと忘れません。
僕達があきらめたら、もう誰も何もしてくれません。
なんとかならない時もあるけれど、あきらめたらなんとかなる可能性はそこで消えます。それは確実です。
僕たちは最後の砦なのです。
原田さんも、きっとそれを教えてくれたのだと思います。
取引先としてではなく、大先輩として。
あきらめたらそこで。
ですよね。
そうです。そうなんです。
返信削除あきらめたら、そこで、それで終わり。
がめついBYなれ!
どん欲なBYになれ!
一番のBYなれ!
攻めるBYになれ!
守りきれるBYになれ!
予測できるBYになれ!
勝負ができるBYになれ!
妥協できるBYになれ!
Gorilla
Gorillaさん
返信削除ありがとうございます。
本当に、ありがとうございます。