2011年6月10日金曜日

「大切に生きる」ということ

今日、市内の葬儀会館で、みやぎ生協の「東日本大震災 みやぎ生協職員犠牲者合同慰霊祭」が執り行なわれました。

今回の震災で、みやぎ生協では15名の職員が亡くなり、1名の方がまだ行方不明となっています。
今日は職員の他、ご遺族、元生協の職員が参列し、僕も中澤さんと参列してきました。

壇上で、縁の深かった方々が追悼の言葉を読み上げていました。

津波で5人の方々が亡くなった名取市の海沿いにある「閖上(ゆりあげ)店」の店長は、ひとりひとりのお名前を上げ、「どうして歩道橋へ逃げなかったんですか」「どうして公民館へ逃げなかったんですか」「どうして家へ戻ってしまったんですか」と、悲痛な思いを口にしていました。今言っても仕方がないと店長自身きっと分かっていながらも。

閖上店で犠牲になった5人の方のうちお一人は、ご本人の他ご主人やお母さん、二人のお子さんも波にのまれてしまい、ご家族で次女の方しか助からなかったとのことでした。中澤さんは、かつて閖上店で勤務していたことがあり、その方とは今年の1月にも飲みに行ったんだよと、慰霊祭が終わった後小さな声で話していました。

新聞やTVではお亡くなりになった方々、行方不明の方々の人数が日々何気なく報道されています。その途方も無い重さが、今日祭壇に飾られた、同じ職場で働いていた16名の方々の笑顔の写真を見たとき、実感を伴って迫ってきました。

参列者全員が、それぞれの思いを胸に、白い花を一輪ずつ献花しました。


みやぎ生協の斎藤理事長が16名の方々へ向けて話した言葉の中に、「私達に出来ることは、大切に生きていくこと」とありました。

「大切に生きる」。

口の中ででもいい。つぶやいてみて下さい。
すべてのことが、この言葉に含まれていると思います。

大切に生きていこうと思います。

2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    「大切に生きる」
    この言葉に全てが・・・。
    いいお話ありがとうございます。

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  2. いしけんさん
    おはようございます。
    いつもありがとうございます。今日で3ヶ月たちました。忘れてはいけないことと、区切りをつけないといけないことがあります。皆整理しながら前へ進んで行くのだと思います。

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