その話題になったのは、畑でしばらくトマトの話を聞いてから。
はじめは、完全に生粋の農家だと思っていました。
近藤さんにとってシンディスイートは、一番食べてて食べ飽きないトマトだそうで、他の皆さんはいくつか品種を作っているものの、近藤さんはシンディスイート1本だそうです。
そんな風に、おいしいトマトを作るためのこだわりをたっぷり教えてくれたのです。
なんでその話になったのかな。
そうだ、シンディースイート作って何年目ですかって聞いたところからだ。
いろんなお話を聞きましたが、出来ることなら、じっくりとお話してみたいと思いました。
近藤さんに月並なことですが聞いてみました。
サラリーマンしていた時と今と随分違うと思いますが、今トマトを作っていてどんなことが楽しいですか、と。
近藤さんは数秒考えて。
「朝ハウスに入った時の匂いだね。あの匂いがいいね。トマトの匂い。」
続けて、
「おいしい空気とおいしい水があることに、もっと感謝したほうがいい。
首都圏に住んでいたからこそそれが分かる。よくあんな空気の悪い所に住んでいたと、今は思う。すぐ鼻が黒くなったよ。」
近藤さんご夫妻。
仲のよさがひしひし伝わって来ました。
僕が月並なことを聞いたのは、僕自身の興味からでした。
なんとなくですが、僕が50歳を過ぎた頃もしかしたら、今日の近藤さんとの話を思い出すような気がします。
だから、もっと話をしたいと思ったのです。
甘みと程々の酸味が自慢の、近藤さんのシンディスイートが、今からとっても楽しみです。
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