帰国の日。
オークランドのホテルを朝6:30に出発しました。
高校生のみんなはかなり眠そう。
どうやらほとんど寝ていない子もいたようです。
宿題に出した感想文に一生懸命だったのか、名残惜しんでみんなと話が尽きなかったのか。
オークランド空港には、この旅の間ずっとお世話になったMattが見送りに来てくれました。
「築こう未来プロジェクト」だから、
感想文には、未来の、10年後の自分へあてた思いも書いてもらいました。
みんなにとっての10年後は、今の僕にとってはおよそ10年前でもあります。
今から10年前、ちょうど長女が生まれた頃の、そして、20年前、同じ高校生だった自分と重ねながら、帰りの飛行機の中で、みんなの感想文を読みました。
何度も、何度も読みました。
このプロジェクトを実現するまでの苦労が報われたなぁ、としみじみ思いました。
でも、まだスタートラインに立ったところなのかもしれません。
なぜなら、「未来プロジェクト」ですから。
発案から実現に至るまで、表で裏で、関わり支えてくれたみなさん、NZのみなさん、NZの高校生のみなさん、そして参加してくれた高校生のみんなとそのご家族のみなさん。
ありがとうございました。
「10年後、27歳の自分は夢である青年海外協力隊に参加し、国際協力すると共に、今後の人生や新しい価値観を得てまたニュージーランドに来たい。
次に来るときは違った新しいニュージーランドを知ることが出来ると思う。自分には日本だけに範囲を絞らず、世界に強い憧れがあるので、ニュージーランドなど他国で世界を股にかける仕事に就きたい」
(2年生 男子)
「自分の今の夢は中学校の英語の教師になることだ。
しかし、ニュージーランドに来て、自分の知っている職の他にも様々な職があることを知り、そういった職にも興味を持った。石井さんは、自分が興味を持ったこと、好きな事を本気でつらぬけと言っていた。
この6日間を通して、石井さんたちの話や、現地の方々の話を聞き、英語の教師だけでなく、他の職にもついてみたいと思った。これから10年間、自分にどのような心境の変化が訪れるか分からない。
だから自分の価値観を見出して、本当に自分に会った職に就けるようになりたい」
(1年生 男子)
「10年後の私は自分のやりたいことが出来ていますか?
私は今回、自分の将来の夢をせまくしかとらえていなかったことに気が付きました。
中学校の頃から夢見ていた理学療法士の仕事。でも、その1つだけが将来の夢じゃなくたっていいんじゃないかな。たくさんいろんな事を経験してその中で将来の夢を決めていいと思う。もしそれが理学療法士じゃなくっても、理学療法士でも、その夢にむかって頑張れたらいいな。
あの大きな震災をのり越えられた私達だから、より人の大切さや普段の暮らしがとても幸せだと知ってる。その幸せをいろんな人に知らせてあげられるような大人になりたい」
(1年生 女子)
「27歳になった自分は、看護師として働き患者さんと一緒に病気と闘う存在になっていると思う。そして、看護師としての知識を十分に得、夢である海外で看護師として働く大きな一歩を踏み出す頃だと思う。
誰かのために、自分の持つ全ての知識を使った支援の出来る人材となり必要とされる存在になっていて欲しい。
最後に、
このプロジェクトを開催して頂き本当にありがとうございました。
自分たち子どもの未来を思って下さる大人の方がいてくれること、未来の為にこういったプロジェクトを開催して頂けることが嬉しいですし、幸せだと感じます。
この6日間で得たものは必ず人生に活かし、今以上に最高の人生を作り出すきっかけになってくれると感じています。関わってくれた皆さんへの感謝の気持ちを忘れず成長していきます。
ここでの出会いは忘れません。本当にありがとうございました。
必ず輝くビックな人になります!!!」
(3年生 女子)
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