今日、昨年の6月10日に執り行われた合同慰霊祭と同じ会場で、東日本大震災で犠牲になった職員の追悼式がありました。
僕達の職場では、16名の方々が津波でお亡くなりになりました。
ご遺族の皆さんもご列席されました。
ご遺族代表で、お父様を亡くされた娘さんが「父は定年まであと少しでした。その父の分まで働きます。どうか見守っていて下さい」と、追悼の言葉を述べられました。
祭壇の隅の弦楽四重奏団のみなさんが、「ふるさと」「上を向いて歩こう」を静かに追悼演奏されました。
寄り添うような、あたたかい演奏でした。
その後、列席者全員で、一輪の白い花を献花台へ捧げました。
言葉にできない思いは、音楽に、花に、時には果物に託します。
あとは、目を閉じて、静かに祈ります。
どの時代でも、どの地域でも、もしかしたら世界中でもそうかも知れません。
6月10日の合同慰霊祭の時に胸に刻んだ「大切に生きる」ということ。
今の自分を顧みて、その言葉を改めて心で繰り返しました。
四重奏楽団のみなさんが演奏する「G線上のアリア」が、途切れることなく、優しく流れていました。
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