2012年3月5日月曜日

振り子

ふと、祖父の家の居間にあった振り子時計を思い出しました。

しばらく前にその時計は役目を終えて外されたのですが、最後に見たのがいつか、よく覚えていません。

まだ僕が小学生だった頃、遊び相手の従姉妹たちが不在の時は、掘りごたつに足を突っ込んで、祖父母たちとお茶っこ飲みながら、塩辛い胡瓜の漬物を手のひらに載せてはかじって、暇を持て余しながら、右に左に揺れる振り子をぼーっと見ていました。

今は振り子時計どころかその家も地震で大きく傾いたため、すべて取り壊してしまいました。


普段そんなに意識していないのだけれど、やはりその日が近づくにつれ、どんどん膨らんできます。

誰でもみんなそれぞれ、自分だけの振り子を持っているのだと思います。

同じ物を見ても、綺麗に見えたり、とても醜く見えたりすることがあります。

そんな時、振り子、揺れているなぁと思います。

知らず知らずのうちに、栄養不足になっているのかも知れません。


今日、宮崎から思いがけず葉書が届きました。
コープみやざきの日高さんからでした。

とてもあたたかく、じんわり嬉しい内容でした。

ありがとうございました。


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