ふと、祖父の家の居間にあった振り子時計を思い出しました。
しばらく前にその時計は役目を終えて外されたのですが、最後に見たのがいつか、よく覚えていません。
まだ僕が小学生だった頃、遊び相手の従姉妹たちが不在の時は、掘りごたつに足を突っ込んで、祖父母たちとお茶っこ飲みながら、塩辛い胡瓜の漬物を手のひらに載せてはかじって、暇を持て余しながら、右に左に揺れる振り子をぼーっと見ていました。
今は振り子時計どころかその家も地震で大きく傾いたため、すべて取り壊してしまいました。
普段そんなに意識していないのだけれど、やはりその日が近づくにつれ、どんどん膨らんできます。
誰でもみんなそれぞれ、自分だけの振り子を持っているのだと思います。
同じ物を見ても、綺麗に見えたり、とても醜く見えたりすることがあります。
そんな時、振り子、揺れているなぁと思います。
知らず知らずのうちに、栄養不足になっているのかも知れません。
今日、宮崎から思いがけず葉書が届きました。
コープみやざきの日高さんからでした。
とてもあたたかく、じんわり嬉しい内容でした。
ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿