久しぶりにもといた棟に行きました。
今いる仮設事務所と同じ敷地内ですが、駐車場をはさんで少し歩いたところにあるのです。
入り口は同じだけれど、中はすっかり改修がすすみ、そこはもう、僕の知らない事務所になっていました。
前いた事務所の中をちょっと覗いてみました。
僕達がいた部屋です。
知らない部屋になっていました。
これからここは、会議室として使っていくようで、僕達の引越し先は隣の棟としてただいま建設中です。
前の事務所ってどんなだっただろう。
思い出そうとしてみましたが、にわかにはピンと来ません。
久しぶりに、閉じ込めておいた写真を見てみました。
写真は3月12日、地震の翌日の事務所の風景です。
左奥はガラスで囲われていたスペースでした。
もはやガラスどころか、柱や壁や扉も倒れて、原型を留めていません。
誰も怪我をしなかったのが奇跡です。
地震前の事務所の写真は残していませんでした。
そこここで、知らない風景が、これからの新しい風景になっていくのでしょう。
それはそれで、大切なことなのです。
ガラスに囲まれた部屋って?おいらが居た部屋だね。
返信削除震災当時、その部屋の中から出られず、地震がおさまるまで長い長い時間耐えていました。ガラスが壊れ、天井が崩れ落ちる中で
何も考えることなどできなかった。
その場所は今写真のとおり何事も無かったかのように奇麗な会議室に生まれ変わっていました。
でも、だれも怪我せず良かった。
チョイワルオヤジさん
返信削除いつもありがとうございます。
あの時間、本当に長かったですね。僕は田尻にいました。思い出せるけれどすべてに現実感がないです。