昔しらべ。
小学3年の娘の社会の宿題です。
身の回りの昔のものを探してみよう、それが出来て何が便利になったか調べてみよう、というもの。
とはいえ、今の我が家に昔のものなんてありません。
大崎市古川のぴーちゃん(ひぃじいちゃん、ひぃばあちゃんのこと)の家なら、かまどや井戸など、理想的な昔のものがあるのですが、今から行けないし、聞いたらこの前の地震で家が大きく傾いたので家まるごと全部壊してしまったとのこと。
だから、手近なところで、僕の実家でいろいろと物色してみました。
8ミリビデオ、レコード、ウォークマン、握りはさみ、黒電話。
予想通り、大したものは見つからず、「これ昔か?」と微妙なものもありましたが、それでも9歳児にとっては新鮮だったようでした。
10年前なんて、僕にしてみればつい最近だけど、彼女にとっては存在しない時間で、永遠に実感出来ない時間だからなのでしょう。
今ならインターネットで、もっと理想的な昔のものが一瞬で見つかるのでしょうが、そうはしたくありませんでした。
自分の目で見て手で触れることと、2次元の画面で見るのではまったく違います。
僕は「知った気になる」「分かった気になる」ほど、危険なことはないと思っています。本当に知る機会を、自分から閉ざしてしまうからです。それは、子どもも大人もいっしょだと思います。
今日の昼休み、こんな話を同じ部署の、僕よりちょうど20歳先輩の千葉さんと話していたら、「8ミリ」が昔のものか。。。と脱力していました。
僕にとっても8ミリはちょっと昔ですよ、と若いフリして言ってみました。
千葉さんすみません。
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