「品質は同じです」
果物や野菜など、農産物ではそんなことありえません。
品種が同じなら、「品質」も同じなのでしょうか。
そもそも「品質」ってなんでしょうか。
味?色?形?大きさ?鮮度?におい?成分?日持ち?手触り?やわらかさ?
「味がいいです」というつもりで「品質」という言葉を誰かに送ったとして。
その誰かは、「おお、日持ちするんだな」と思うかもしれない。
そこですれ違いや誤解が生まれます。
その小さな説明不足が、取り返しのつかないことを生むことだってあると思います。
意味に幅が広い言葉、あいまいな表現は、文学や芸術のように相手の想像力を刺激して、さらにそこから新しいものを生むような場合はいいけれど、「これ!」という特定のことを伝えるときには不向きです。
大切なのは、自分が何を伝えたいか、ということ。
伝えたいことが自分で分かっていないと、意味を限定した言葉を選べません。
伝わらないのは、結局自分があまり分かっていないことの現われなんだと思います。
そんなことを、ちょっと思いました。
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