家の大掃除で、いるものといらないものを分けていたときのことです。
「へ?ときめくって?」
「ときめくってことは、ときめくってこと。それ、今持っている服、ときめく?」
「・・・ときめ・・・かない・・。」
「じゃ、ありがとうって言いながら、捨てよう」
「・・・うん」
こんな感じで、どしどしゴミ袋へ。
TVで見た近藤麻理恵さんという片付けコンサルタントの方の片付け術に感動したようです。
彼女によると、片付けのポイントは「一気に、短期に、完璧に」なのだそうで、捨てる・残すの基準は「ときめき」なのだそうです。
そこそこときめきつつも、片目をつぶりながら見よう見まねでいろいろ捨てました。
部屋中ひっくり返していると、思いがけず、いろいろな自分にも出会いました。
就職活動時のパンフレットが出てきました。14年前の自分のメモがいくつも残っていました。
自分の人生を、もしかしたら初めて真剣に考えていた時かも知れません。
あの頃の情熱を思い出し、「残す」ラックの隙間にそっと入れておきました。
きっとあとでいくつかは後悔するんだろうなぁなどと思いながら、時々ときめきながら、時には両目もつぶりながら、一人黙々と分別を続けました。
片付けは、自分と真正面から向き合うことでもあるんだなぁと思いました。
着々と捨てる袋は増えていきます。
いい調子です。でもまだまだです。
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