2014年1月25日土曜日

NZかぼちゃ日記④ No Moisture! (ノーモイスチャー!)

ギズボーンでの案内人は、去年の福島での学習会にも来てくれたオミー。

とても気のいいインド出身の青年です。
33歳です。
食欲も旺盛です。

彼の見極めが、かぼちゃの食味、品質の全てを決めると言っても言い過ぎではないのです。


選果場へ来ました。

今日は選果はお休みでしたが、敷地内には収穫されたかぼちゃが大勢集まっていました。


切り口を見てみると、まだへたがコルク化しておらず、切ったばかりなのが分かります。

収穫したらすぐには選別せず、ここで数日置かれて風乾され、選別後また風乾されます。
特にくりゆたかは他の品種よりも風乾をしっかりしないと傷んでしまうようなのです。

1月20日に収穫され、選別が終わって出荷を待つかぼちゃを一つ選び、食べてみることにしました。
品種はもちろんくりゆたか。
今年初出荷分です。

選果場のかたわらでオミーが切ってくれました。
いい感じです。
果肉を削りとって、
糖度検査です。
お、糖度計はメイド・イン・ジャパンでした。
ところが、ほとんど水分がなく、測れませんでした。
残念ですが、期待も膨らみます。

電子レンジで待つこと3分。
電子レンジは、英語ではMicrowave(マイクロウェーブ)と言うのですね。勉強になります。

水のサーバーがありました。世界中にあるのだなぁ。
そんなことを思っているとチンとなりました。

ほほう。
色はちょっと薄めですが。
すごい粉質でした。

甘みもしっかりありました。

それにしてもホクホク過ぎです。むせるむせる。

マットは一言、「No Moisture!」。

なるほど、さすがにホクホクとは言わないと思ったけれど、そういう言い方があるのか。
とっても感心しました。

でもそのあとに「ホクホク」と日本語で言っていました。お茶目なマットです。

やっぱりホクホクのかぼちゃは後を引きますね。

ついつい次、次と食べてしまいました。

とってもとっても安心しました。

日本に着くまでには船で2週間かかります。
その間にでんぷんが糖に変化し、甘味は増します。


これなら大丈夫です。

乞うご期待です。




0 件のコメント:

コメントを投稿