今日お会いした現役サーファーのその方は、何度もその言葉を口にしました。
波は一つとして同じものはやって来ないし、自分ではどうしようもないもので、その波にどう対応していくか。そう考えてみれば、サーフィンは受け身の、、、スポーツ、、、というか、、、趣味ですね。だから、なるようになる、なんです。
この言葉、僕なりに思うのは、適当、いい加減、投げやりな意味ではなく、「自分が今出来ることはすべてやった。あとはもう、なるようになるさ」、そんなニュアンスが込められていると思います。
人生に二幕、三幕があるとするなら、その方の今は第二幕なのだそうです。
今日は第一幕についてのお話を聞くことが出来ました。
こんなに今の自分にぴったり合う話が聞けたのは初めてでした。
その方が、今の僕と同じ年齢だった頃の話です。
その年頃、仕事上で、普段は会えないような方々と会う機会が多かったそうです。たとえば会社の社長や会長や常務や専務なんて、普段は到底会えません。話なんて出来るわけがない。でも、仕事上会えるのです。その上、その方々からは貴重なお話がたくさん聞けるのです。たとえば今の業界事情とか今後の動向とか、人生の話とか。
今の僕と全くおんなじです。
その方は、そういう場に何度も出くわすうち、まるで自分が体験してきたかのように感じ始め(勘違いし始め)、いつのまにか同世代の人たちに上からの目線でものを言い始めたのだそうです。疑似体験です。でも当時は自分ではそのことに気がついていませんでした。
あるとき社内で仕事の中身を指摘された時に、問い詰められて問い詰められて、答えられなくてハットしたそうです。上っ面だったことに気がついたのだそうです。
そのことに気がついて、その後何か変わりましたか?
一言減ったね。
その方は笑いながら、それこそ一言で、端的にそう言いました。
話をする時に、言葉を出す前に、考えるようになった。そして、一言減った。
でもね、とその方は続けます。
そういう時期は必ずある。必ずあたる。麻疹(はしか)みたいなものですよ。だから、どんどんすすめばいい。
今思い出しても赤面するほど恥ずかしいけれど、それも経験です。大切な経験です。
すみません、エラそうにしゃべってしまいました。まあ、ケ・セラ・セラですよ。なるようになりますよ。
そう言ってまた人懐っこく笑うのでした。
今日の話も、さっそく自分の引き出しにしまっておきました。
いつかきっと、その引き出しが自分から開いてくる日が来るような気がします。
39歳1日目、なかなかなスタートです。
0 件のコメント:
コメントを投稿