2013年10月22日火曜日

KiMiDoRi ~福島県川内村~

福島県川内村。

この地を訪れるのは1年4ヶ月ぶりです。

前回は去年の6月5日。
北海道東川の皆さんと一緒でした。

その日のことは「365日」というタイトルで記していました。

今回の目的は、ここ川内村で新たに出来た野菜工場「KiMiDoRi」訪問でした。

少し早く着いたので役場の裏にある直売所に寄りました。
見た目はよくある直売所ですが、中に入ると、洗剤や雑貨などの日用品や、日々の食料品が売り場に並んでいて、村の人々の大切な店生活物資を手に入れる場所となっていることが分かりました。

「KiMiDoRi」は、福島県の災害復興事業の一環として建設された完全人工光型植物工場の運営会社で、川内村と東京の農産卸会社の共同出資で作られました。

去年ここに来た時に、村の職員の方から、ここで暮らすには仕事が必要で、いずれ野菜を作る施設も作っていきたいということを聞いていました。

この話を聞いた時、ああ、このことだったんだなと思いました。

施設を案内していただいて、ここで作られたリーフレタスを頂きました。

柔らかくておいしいレタスでした。
特にマザーグリーンというレタスはふんわりおいしかった。

短時間でしたが、いろんなお話をすることが出来ました。


去年来た時に遠藤村長からお聞きした「電気やガスや水道があっても、それだけでは「暮らし」にはならない」というお話を思い出しました。

KiMiDoRiは、ここで再び暮らせるようになるための大きなきっかけであり、村の復興を一歩先へすすめる存在だということ、二歩も三歩もすすめるようにというみんなの希望が込められていることを感じました。

川内村のHPを見てみました。
遠藤村長はそのHPでのあいさつ文を次のようにしめくくっていました。

帰村宣言から2年目、蒔いた種が少しずつ形になって現れてきます。全てのものを川内村だけで完結することはできませんが、帰村するかどうかの判断材料になれるよう全力を尽くしていく覚悟です。都会のような便利さはないが安心して生活できる村をつくっていくつもりです。自分が生まれ育った村だからこそ情熱を傾けることができる。これに勝るものはありません。

(川内村HP 「川内村長より」から)

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