2013年10月2日水曜日

美味しい理由 ~一迫~

宮城県一迫。

おいしいお米の産地です。

生産者のみなさんは手間をかけて作っています。

土作りや肥料や、いろんなことにこだわって作っています。

でも、手間をかけてませんよって、誰が言うでしょうか。
こだわっていないよって、誰が言うでしょうか。

みんな大なり小なり、こだわっているはずです。

だから僕たちは、もっと深く、もっと具体的に、時には他と比べながら、その人の「手間」と「こだわり」を聞く必要があるのです。

もしかしたら当たり前にやっていることが、他から見てとんでもなくすごいことだってたくさんあるはずです。


基本的には僕らは何も知らないので、何を聞いても新鮮です。

素朴な質問こそ、繰り返しするようにしています。

誰かにとって正しいことが、別の誰かにとってはタブーだということだってよくある話です。

一つ一つが勉強です。


今日はいつもお世話になっている遊佐さんのお宅を訪問しました。

遊佐さんのひとめぼれは、本当においしい。

いつでもおいしい。

冷めても美味しい。

その理由をもう一度聞きました。

そうしたら、知らない話が遊佐さんの口から次々とこぼれてきました。

あるんです。

理由が。

僕らは時に、学生に、記者に、翻訳家にならなければいけないと思うのです。



近くの野原で彼岸花が雨に濡れていました。



0 件のコメント:

コメントを投稿