宮城県一迫。
おいしいお米の産地です。
生産者のみなさんは手間をかけて作っています。
土作りや肥料や、いろんなことにこだわって作っています。
でも、手間をかけてませんよって、誰が言うでしょうか。
こだわっていないよって、誰が言うでしょうか。
みんな大なり小なり、こだわっているはずです。
だから僕たちは、もっと深く、もっと具体的に、時には他と比べながら、その人の「手間」と「こだわり」を聞く必要があるのです。
もしかしたら当たり前にやっていることが、他から見てとんでもなくすごいことだってたくさんあるはずです。
基本的には僕らは何も知らないので、何を聞いても新鮮です。
素朴な質問こそ、繰り返しするようにしています。
誰かにとって正しいことが、別の誰かにとってはタブーだということだってよくある話です。
一つ一つが勉強です。
今日はいつもお世話になっている遊佐さんのお宅を訪問しました。
遊佐さんのひとめぼれは、本当においしい。
いつでもおいしい。
冷めても美味しい。
その理由をもう一度聞きました。
そうしたら、知らない話が遊佐さんの口から次々とこぼれてきました。
あるんです。
理由が。
僕らは時に、学生に、記者に、翻訳家にならなければいけないと思うのです。
近くの野原で彼岸花が雨に濡れていました。
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