しめ飾りは、お店では雑貨品のように扱われていますが、本来は青果の分類です。
地域の文化や風習がそれぞれに色濃く現れているのが、しめ飾りであり、様々な正月飾り。
土地土地で、橙(だいだい)が飾られたり、海老が飾られたり、オカメが飾られたりするそうです。
そして、今日来てくれたお飾り屋さんの若夫婦は、「ただひとつの正しいもの」というのはなくて、その地域地域、もっと言えばそれぞれの家庭で伝えられてきたものが、その家庭のお飾りなんですよ、と教えてくれました。
お飾りは、突き詰めて意味を探れば、すべて「子孫繁栄」に繋がるのだそうです。
災いがないように。
豊作でありますように。
家族が健康で過ごせますように。
しめ飾りは、そんな家族のいろいろな願いや思いがかたちになったものなのでしょう。
そして、それを作っている人たちにも、いろんな思いがあると知りました。
お二人の話を聞いて、雰囲気や色使い、形などは今風に変化しても、基本的なことと、底にある作り手の思いはきっと昔から変わらなくて、単なるアクセサリー的なお飾りを作っているのではないのだということがよく分かりました。
今年は少し勉強して、子どもたちと一緒に選びながら、そんなことも話してみようと思います。
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