れんこん掘りをさせてもらえませんかと。
ここ霞ヶ浦に来たのは、おそらく7年ぶりくらいで、このペースでとなると、なかなかひょいひょいと来れるとは思えません。いや本当は来なければいけないのですが。
そんなことから、一度はしてみたかったれんこん掘りを、厚かましくもお願いしてしまったのでした。
れんこん掘りなんて全く予定していなかったどころか、れんこん三昧を食べてもしばらくはそんなこと考えてもいなかったのですが、思いついてしまったのです。
そしてその思いつきを、抑えられなかったのです。
そうしたらなんとも偶然、今週ちょうど発注が少ない週だったそうで、いいよいいよとみなさん快諾してくれたのでした。
ほんとすみません。
ありがとうございます。
というわけで、翌朝。
僕も菅谷さんからお借りした作業用のゴムつなぎを着せてもらいました。
重い。。。
まるで宇宙服のようです。もちろん宇宙服はまだ着たことありませんが。
でも、下から上まで完全防備なので、どんな水や泥の中でもへっちゃらな感じがして、ちょっと無敵気分です。
いざ、泥の中へ入ってみると。
想像以上に動きづらい。
足が抜けない。
さらに大変なのは、れんこんが見えない。。。
どうして土中に埋まっているれんこんが分かるのですかと聞くと、植えた人はどこからどこに向かって伸びているのかがなんとなく分かるのだそうです。
強力水圧銃みたいなので掘るのかと思ったら、あれで直接れんこんに水をあてると傷ついてしまうことがあるらしく、れんこんの脇脇を水で掘り、手でよいしょっと持ちあげるのでした。
れんこんの根元の部分はもきっと手で折るのでした。
僕がやらせてもらったのは、磯原さんの補助付きでれんこんの周りを掘るのと、磯原さんがもきっと折ってくれたれんこんをよいしょっと持ち上げることだけでした。
いやはやれんこん掘りましたとは言えませんね。
油断するとどぶんと蓮田に倒れてしまいそうで、そうなったら風雲たけし城ではずれの壁に突っ込んだみたいになるんだろうなぁと想像したりしました。
実際に蓮田の畦畔(けいはん)というかちょっと歩けるコンクリートのところがあるのですが、真冬にはそこが凍り、滑ってドボンということもあるそうです。
そもそも真冬は氷の張った中で氷を割り割り掘るのだそうです。
人間ガリンコ号です。
知れば知るほど大変です。
もしかしたらいろんな作物の中でも収穫作業は特に大変かもって思いました。
掘り上げたれんこんをつなげてくれました。
土中ではこうなっているのですね。なるほどです。
磯原さん、忙しいところありがとうございました。
蓮田を後にして菅谷さんのご自宅へ。
途中、菅谷さんの飼っている羊牧場で羊達にご挨拶をして。
霞ヶ浦有機センターの堆肥場も案内して頂きました。
これがおいしい野菜の元になるのです。
菅谷さんのご自宅では、すでに掘り上げられて運ばれたれんこんを奥様が洗っていました。
真っ先にれんこんサラダのお礼をしましたね。
洗う前のれんこん。
けっこう綺麗です。
洗浄機を通すと、泥や絡まった葉や茎が落とされ、もっと綺麗になります。
さっぱりしたーって感じです。
それを切りながら計量しながら袋詰。
ほほう、こうやってやっているのですね。
超手作業です。
当たり前なんですが、袋詰、箱詰めされたものしか知らないと、そこまでの工程は想像が及ばず、人の手がどれほどかかっているかってことが思い浮かびません。
でも実際は、たくさんの手と手と手と手が、掘り上げて泥だらけだったそれらを、みんなが手にする形にしているのです。
全部を知ることは出来ません。
だから想像するべきなのです。
想像することがものを大切にすることに繋がるのだと思います。
その想像の助けとして、ヒントとして、見聞きした話を、文章や画像で、知らない人、産地に行けない人に伝えたいと思います。
まずは身近な人たちから。
霞ヶ浦有機センターのみなさん、ありがとうございました。
自分の目で現場も見ず、生産者の皆さんの苦労も知らず、紙面作りをしていいのか?と悩む時があります。
返信削除れんこんの収穫作業はこうなっているんだ。
全然知りませんでした。
ノアさんのブログは、とても勉強になります。
自分もその場にいるみたいな・・・そんな不思議な気持ちになります。
でも本当は自分で見て、聞いて、感じたいけれど。
S商務もこっそり見てますし(笑)
あと、組合員さんには是非見てもらいたいですね。
すっごくもったいない!
nkさん
返信削除コメントありがとうございます。
恐縮です。むしろもったいないお言葉の数々ありがとうございます。
今度、できるだけ早くに、そちらへ行こうと思っています。
その時またいろいろお話できればと思います。
稚拙な日記ですが、これからもよろしくお願いします。
1枚写真を載せ忘れてはいませんか。
返信削除さおりさん
返信削除ゆるしてください。