「味」には、いくつか種類があって、僕の知っているのは「五味」というやつ。
甘い、しょっぱい、酸っぱい、苦い、辛いで、五味。
この考え方、というか捉え方のルーツは中国だそうです。
また、インドではこれに「渋い」を加えて6つの味があると言われているそうです。
ちょっと調べてみたら「五基本味」というのがあって、生理学的には「甘味、酸味、塩味、苦味、旨味」という5つで味覚の基本とされているそうです。
僕がNZで買ってきたお土産で、これらどの「味」にも分類できない、なんとも言えない味のお菓子があります。
その名も「リコリス」。
NZのお菓子ブランドで「Pascall」(パスカル)というのがあって、妻にお願いされてそのパスカルのお菓子を17種類くらい買ってきた中の一つが、これでした。
このリコリス、凄いです。
とにかく、すごい。
文字では到底表現出来ません。
袋の中をのぞくとこんな感じ。
もうこれ以上取り出せません。
怖くて。
甘いのか?苦いのか?
違う違う、そうじゃ、そうじゃない(マーチン風)。
体全体が拒否している。
7歳の娘は一口くちにいれて「カレーの味だ」といって、数秒して、ジタバタし始めました。
僕も口に入れて、とにかくジタバタしました。
薬みたいっていうか、漢方っていうか、臭いっていうかそうじゃないっていうか。
ミントでもないし、爽やかって言うわけでもないし、どこか知らない外国って感じ。とにかくグッと来る。
ふんわりと柔らかくて気絶しそうなほど鋭い、未体験の刺激でした。
またちょっと調べてみました。
「リコリス菓子」は、スペインカンゾウ(甘草の一種)の根などで味付けされた菓子だそうで、北アメリカやヨーロッパでは古くから親しまれ、大人から子どもまで幅広い人気があるのだそうです。
今、自分の表現力の限界を痛切に感じています。
だれか、バシッと表現してみて下さい。
リコリス。
もしこれから「苦手な食べ物は?」って聞かれたら、筆頭に来ること間違いありません。
でもみんな知らないだろうから、心のナンバーワンのまま、引き出しにしまっておこうと思います。
大げさだね、盛ってるでしょ、まーた始まった。そう思う人にこそ。
ぜひ食べて欲しい。
食べなくてもいい。舐めるだけでいい。
これは、口にした人しか分からない。マジで。
リコリス。
恐るべし。
「味」って深いです。
リコリスごちそう様でした。
返信削除五味のうち辛味だけがちがうそうです。
辛味=痛点 つまり辛い=痛いだそうです。
甘味 酸味 苦味 塩辛い うま味 この5つが味だそうです。
さてこのリコリスですが、えぐみのあるカレー風味のものが入っています。ノアさんはそれを食べたのですね。
あ~残念。・・・ムふ~
匿名さん
返信削除いずれにしても、もう食べません。
得がたい経験をしました。