鳥取に来ました。
朝家を5:20分に出てから、7時間半かかりました。
遠かった。
目的はらっきょうです。
行って、見て、聞いて、この地が日本一になる理由がよく分かりました。
目の前に広がるらっきょう畑の向こうに見えるのは日本海。
ここは鳥取砂丘のすぐ脇、というか、もう畑全体が鳥取砂丘そのものです。
地面の砂は観光名所の鳥取砂丘の砂と同じ。
まったく土気(つちけ)がない、完璧な砂です。
植え付けをする8月には畑は60℃にもなるそうで、白い砂の照り返しもあって想像できないほど暑いそうです。そりゃそうです。
この中を、すべて手作業で植え付けします。
多い人では一日一万株も植え付けするのだとか。
男は早々と音を上げるらしく、女性はとても頑張るのだそうです。
でも、灼けた砂で火傷をすることもよくあるそうで、痛ましいことに暑さにやられて救急車が出動することもあるそうです。
初めて知ることばかりでした。
らっきょうは、手元に届いた時がはじまり。
漬けて1年間食べてもらうもの。
届いた時の見栄えはよくても、漬けてすぐはシャキシャキとおいしくても、そのおいしさ、1年間続くかどうかが、実は大切なことなのです。
「らっきょうの品質」ってそういうことなんだと知りました。
1年間おいしく食べて欲しいんです、というJA鳥取いなば福部支所の今崎さん。
1年間のための、旬の一瞬を大切にしたい、そんな熱い思いが伝わって来ました。
今崎さんはいろんなことをたくさん教えてくれました。
日本一になる理由がよく分かりました。
今崎さんによると、鳥取砂丘は「日本一滞在時間の短い観光地」なのだそうです。
今回は時間がなかったので鳥取砂丘には寄りませんでしたが、今崎さんは表情のみでその日本一の理由を教えてくれました。
日本一になるには、やはりぞれぞれいろんな理由があるようです。
らっきょうの生育は順調です。
今年は僕も漬けてみようと思います。
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