和歌山紀ノ川農協の南高梅の樹。
梅干しマイスター(と僕が勝手に呼んでいる)の、紀ノ川農協の武田さんに畑まで案内してもらいました。
今日訪れた畑は武田さんも初めて行く所で、僭越ながら僕が地図を見ながらナビを務めたのですが、完璧なまでに曲がるべきところを通り過ぎてしまいました。お役に立てずすみません。
行きつ戻りつしながらも無事目的の畑に辿り着くことが出来ました。
ちょっとした道程でしたが、ほんわかしました。
今年はいつもより1週間くらい開花が遅かったそうで、開花が遅いと豊作になると昔から言われているそうです。
5mmほどの大きさでしょうか、もう小さな小さな梅の実が出来ていました。
生産者の西野さん。
柿の生産者でもあり、紀ノ川農協の理事でもあります。
いくつもの確認事項や、僕の初歩的な質問にひとつひとつ丁寧に答えてくれました。
一昨日のらっきょうもそうですが、梅は届けてしばらくしてから問い合わせがある、他の青果物とはちょっと違う性質のもの。
届けた後のことを想像しながら、西野さんと武田さんにいろんなことを聞きました。
お二人のお話を聞きながら、4年前に長女と梅干しを漬けた時のことを思い出しました。
漬けたばかりの時の写真。
4年前に漬けた梅干しは、今最高においしくなっています。
武田さんにその話をしたら、うちでもひいおばあちゃんが漬けたずっと前の梅干しがこの前ようやくなくなったんです、と言っていました。40年じゃきかないかも、ということでした。
梅干しをきゃあきゃあ言いながら漬けた(きゃあきゃあ言っていたのは娘たちですもちろん)日のことをまざまざと思い出しました。
なんか、タイムカプセルのようです。
同じように、この梅が届いた先では、もしかしたら何年も食べられ続けるものになるのかもしれません。
漬けた人や出来事を思い起こさせながら。
そんなことも、出来合いの既成品にはない「味」なのだろうなぁと思いました。
6月までに今ある「4年もの」を食べきったなら、また今年、娘たちと漬けてみようかと思います。
娘たちが付き合ってくれるうちに。
今年の豊作を祈っています。
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