階段の向こう側に続いていたのは、未来だったような、過去でもあったような、そんな気がします。
子どもたちと一緒に、ドラえもんの映画を見に行きました。
「のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」というタイトルです。
おなじみの道具たちが満載でした。
きれいなジャイアンも出て来ました。
映画館でドラえもんの映画を見るのは27年ぶりです。
まだ小学3年生だった弟と一緒に行った以来。
僕らはずっぽりドラえもん世代で、大好きでした。
僕が小学1年生の頃、ドラえもんの映画がスタートしました。
父に連れられて行ったその映画は「のび太の恐竜」。
いつもテレビで見ていた世界が、大きなスクリーンで大きな音で僕らをまるごと包み込み、とても強烈だったのを覚えています。
同い年の僕の妻も、彼女がその頃住んでいた横浜でこの映画を見たのだそうです。
今から33年も前のことです。
下の娘も今小学1年生です。
彼女がいつか母親になり、自分の子供(僕にとっては孫か!)と一緒にドラえもんの映画を見に行く。
つまりそういうことなんだけど、想像もつかないけれど、でも、充分ありそうだ。ドラえもんなら。
すごいな、ドラえもん。
画面が大きくて音もすごくて、テレビよりいいね!って娘は無邪気に大満足でした。
そりゃそうです。
自分の子どもの頃や、自分の娘のこれから。
いろんな物思いにふけりながら、僕も一緒になって楽しみました。
階段を登り切ったそこは、そんな懐かしくて新しい場所でした。
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