今年の春のフーデックスで出会い、一緒にお取り組みをさせていただいている業者さんで、そのお若い部長さんは、まるで5月の小岩井農場に吹く風のようにとても爽やかな方です。秋の終わり頃、面白い企画が出来そうです。
打ち合わせが終わりお別れをしたあと、近くにあるスーパーでも覗こうと品川駅のまわりを散策していると、スピーカーから聞こえてくるにはあまりにリアルな、ドラムとベースの音が聞こえてきました。ガヅンと。
音に誘われてそちらへ向かうと、そこはビルの隙間に作られた都会のオアシスのような場所。木立も作られ、頭上からはひっきりなしの蝉しぐれ。
どうやら無料の音楽イベントのようでしたが、その演奏が抜群にうまい。歌もしびれるほどうまい。おまけにトークもうまい。座っている場合じゃない。
河波浩平さんというJAZZシンガーの方で、ボサノバやビートルズの「blackbird」をアレンジして歌っていたのですが、これがまた沁みる。またベースの方がうまい。6弦ベースで、ベースなのにボサノバのコード演奏もしていてびっくり。ピアノもまたすごいんだ。そして結構地味だったドラムが最後に驚きのソロ。くぅー。
聞きながら、高校生の頃、吹奏楽部で普門館(←吹奏楽の甲子園)目指し頑張っていた頃を思い出しました。17歳の夏でした。
ジャンルは違うけれど、みんなで一つのものをつくる快感。
放課後、みんなが帰ったあとの教室で、各セクションに分かれ日夜練習していました。私は低音パートのリーダーで、担当楽器はチューバ。合言葉は「一音入魂」。みんなで同じ夢を見ていましたね。
そういえば追い込みで練習していたあの頃も、蝉しぐれが降り注いでいた季節でした。
昨日は立秋ですが、秋はまだまだのようです。
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