気温は31℃、路面温度42℃。
お盆過ぎの北海道ではありえないそうです。
雲もほとんどなく、外山さんのじゃがいも畑はすっかり乾いているように「見えました」。
ところが、掘り起こした芋を見ると、普通は付かない土がこびりついています。
「ここのところ晴れているから土の表面は乾いているけれど、先週までのひどい雨で、土の中はまだまだ湿っているんだよ。だから、こんなに土が芋にこびりついている。普通なら土はさらさらなんだよ。それに、この高温でしょう。畑で腐ってしまうよ。それに春の低温でほら。」
掘り上げたじゃがいもは、小玉で、さらに一株につく玉数も少ない。
畑には、先週の大雨の爪痕が。畑に川が出来ていたそうです。
それでも、様々な工夫で、出来は周りに比べまだましのようだ、と同行してくれたエプロンの堀江さんは話してくれました。
東川の矢澤さんのところでは、にんじんが非常に厳しく、豪雨のあとの高温で、まるで畑で煮えた状態。収穫したあとの日持ちがせず、翌日には傷んでしまう。おまけに、畑で抜いてみたにんじんは、高温の影響で、割れが出ていました。
北海道は梅雨がなく、本州に比べ気温も低かったから、安定的な品質で作物の栽培が出来ていたと思うのですが、ここ数年は明らかにおかしい。
「こんなひどい年ははじめて」とみなさんから毎年聞いています。
つまりそれは、ひどかった去年よりもひどい、ということでしょう。
でも、外山さんも、矢澤さんも、この厳しい中で、めげている暇はないと必死で頑張ってくれていました。
共同購入は見て買うことが出来ないから、スーパーの店頭で並ぶ以上に完璧に近いものをお届けしなければならないのだけれど、これからはそうも言ってられない。異常は来年も続くでしょうしこの状態のままでは生産者が続けられないと思いました。
これからは、基準を緩めるのではなく、「予測できない異常事態に予め対応できるようにする」ことが必要だと強く思いました。特に2ヶ月前に紙面をつくる共同購入では。
暑い暑い外山さんの畑でお話をしていたちょうど同じ時間、二つ隣の芦別市で、1時間に80mmの集中豪雨があったそう。同じ時間です。夜のニュースで知り、びっくり。
もっともっと考えなければ。
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