総会終了後、数人で日本酒の美味しいお店に行きました。
小学校の先生をしている方と、いろんなお話をしました。
子どもたちが嘘をつく理由って分かりますか?
理由は一つじゃない。
でも、嘘をつく子達には、必ず共通していることがあるんです。
お父さんが厳格なんです。
厳しすぎる。
頭ごなしに叱り、殴る。
怒られたくないから、殴られたくないから、子どもは嘘をつく。バレそうになる。さらに嘘をつく。さらに嘘を、嘘を。。。
嘘をつくのが当たり前になってしまうんです。
最終的には、お父さんとお話をすることもありますね。
障害を持った子の学級を担任していた時のことです。
そこで大切なことを学びました。
教育は「貼り付ける」のではなく、「取り外す」ことが大切だと。
最初は、手助けをしたり出来ないことを手伝ったりするものだと思っていました。
つまり、「貼り付ける」。
でもそうじゃないんです。
その子たちが自立して生きていくために、一人で出来るように、いろんな障害を自分で取外す、克服出来るようにしてあげることが大切なんです。その時に手助けをしてあげたんじゃいつまでたっても自分では出来ないままです。
階段が上れないから手を貸してあげるのではなく、そういう時には誰かに声をかけるんだよと教えてあげる。
子どもたちから教えてもらいました。
先生たちの勉強会で、その時の講師の先生が質問してきました。
「みなさんは、子どもたちに問題が多い理由はどこにあると思いますか?家庭でしょうか。学校でしょうか。地域でしょうか。手を挙げて下さい。」
どうだったと思います?
9割以上の先生たちが、「家庭」に手を挙げたんです。
確かにそうかもしれない。
でも、「家庭」が悪いんだったら、学校では何もしなくて良いのでしょうか。幼稚園が悪いんだったら、小学校は何もしなくて良いのでしょうか。小学校が悪かったら、中学校は何もしなくていいんでしょうか。
そうじゃないでしょう。
私達は、その1年間、子どもたちを預かったんです。
それなら、自分たちに出来ることは何か、それを必死で考えて子どもたちに向き合うことです。それが責任であり、教育のプロフェッショナルだと思うのです。家庭が悪いって言ったって何も始まらないんです。
担任をやっていて一番嬉しいのは、その子どもが変わることです。
担任をやっていて一番悲しいのは、進級して、その子どもが自分から離れていくことです。
でも、それは嬉しい事なのです。
自分にしか出来ない教育を1年間してきた自負はあります。でも、自分が完璧ではない。次の学年の先生が、その先生ならではの素晴らしい教育をしてくれるはずです。
さらに、もう一軒、日本酒の美味しいお店に行きました。
こんなところにこんなお店があったの?っていう感じでした。
困った子がいる、という表現があります。
困っている子がいる、という表現があります。
ほんの少しの言葉の違いでも、意味は全然違う。
前者は、やっかいな子だなという意識です。
後者は、その子のことをよく見て、理解している。
私達は、自分が受け持った子に対して責任がある。
教師は、結局は「人」なんです。
全部で何種類飲んだかなぁ。
うぐいすの庭っていうのもあったなぁ。
鍋島っていうのもあったなぁ。
えーと、福田っていうのもあったような。長崎平戸だったな確か。
けっこういろいろ飲みましたね。
だってお店出たの0:40分でしたから。
15時半からずっと飲みっぱなしの話しっぱなしだ。
でも、良かった。
日本酒の会も立ち上がってしまいました。
大した日本酒好きでもないのに(むしろ自分からは全く飲まないのに)、一応会員になりました。
でも、いいかも。
日本酒がこんなにも美味しいとは思いませんでした。
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