2014年5月16日金曜日

甘い目覚め ~銀山アスパラ、始まりましたよ~

山形県銀山地区。

雨。

深い深い雪の下で長い冬を越したアスパラ達が、ようやく地中から顔を出し始めました。


この前来た時、4月2日には、まだまだ相当雪が残っていました。
4月2日の畑の様子です。


収穫したばかりのアスパラ。

どれも太い太い。

どれも直径2~3cmくらいありました。

今日もまたアスパラ尽くし、いただきました。


手前、アスパラのキムチとさきイカ和え。奥、なすとアスパラのみそ炒め。


刻んだアスパラを寒天で固めたもの。
赤いのはトマトジュース寒天です。発想が自由です。


アスパラの茶碗蒸し。
やさしい。


春巻き風?
チーズとハムとアスパラ。

とにかくアスパラが柔らかい。甘い。瑞々しい。

そしてやっぱり・・・、やわらかい。

おやおや?

なんとなんと、アスパラの塩蔵。

去年のアスパラを塩蔵していたものです。
去年の最終盤に伸びきって穂が開いたものです。

朝一番に収穫したものだけを塩蔵にするのだそうです。
なぜなら、早朝のものが一番柔らかいから。
時間帯でやわらかさは全然違うのだそうです。

歯ごたえ、味、かなりくせになるおいしさです。

そしてこれはというと。

なんとなんと乾燥アスパラです。

よく見るとちゃんとアスパラです。

ほら。

一度茹でて、3日位天日で干したもの。

ぜんまいのように、2日くらい水でうるかして(浸して)、戻してから煮物などに使うそうです。

 
山形名物の「だし」をアスパラで。


「食文化」といいますが、つまり、食を楽しむ、ということでもあるんだなぁと思いました。

知恵と工夫で。

それと、環境という「必然」で。

塩蔵も、乾燥も、ちょっとやってみたらおいしくて、と言って西塚さんのお母さんは笑っていうのでした。

甘くて柔らかい、銀山の春の味覚です。

今日もすっかり、ごちそうさまでした。








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