雲行きはあやしかったものの、不思議なほど穏やかな天気でした。
台風の進路予測が出た時点で、今のところ順調で豊作傾向だった柿の生産者たちは、「今年はもう終わりだ」と諦めていたそうですが、紀ノ川農協のある紀の川市は台風の直撃を免れました。しかし、上流にある池が決壊したため、「紀の川」は氾濫寸前の水量でした。
同じ和歌山県内でも甚大な被害があったところもあるだけに手放しでは喜べない状況でした。
特別栽培の梅、柿、はっさく、有機栽培のキウイなどシーズンを通していくつもの品目を頂いている紀ノ川農協さん。
台風の最中参加頂いた宇田組合長、松本専務、キウイ部会長の井上さん、柿の役員をされている辻本さんのみなさんから、生産者が本当に思っていること、紀ノ川農協で抱えている課題、交流事業の次のステップについて、産地だけでは出来ないので、一緒に取り組みをしていきましょう、と提起がありました。
宇田組合長の「産地の再生と東北の復興。共通している課題があるとも思っています。同じ方向をむいて取り組みをすすめていきましょう」という言葉に、今年来年にとどまらない未来への思いを深く感じました。
表面には見えにくい部分にこそ、大切なことがあると思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿